【星景】久しぶりの星景撮影。石見海浜公園で今年最後の夏の天の川を撮ってきました。

コロナ禍で外出を自粛していたのと、写真撮影へのモチベーションが下がっていたのとで、前回から7カ月経過してしまいましたが、ようやく星景撮影を再開しました。

前回の星景記事
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最近の星景撮影事情

7カ月の間に、自分の星景撮影事情も多少変わりました。

マイナス面としては、関連のカメラや周辺機器、PCソフトの使い方等忘れていることがとても多く、特に赤道儀の扱いには全く自信がなかったので今回は赤道儀不使用で望みました。

プラス面では今回再開するにあたって新しいレンズ TAMRON SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD G2(Model A041)を購入しました。

このレンズの旧型はすでに持っている(マウントは違いますが)ので、購入を迷ったのですが、EOSRaを星景写真にも活用したかったので、とりあえずハズレのないズームレンズであるこのレンズを購入しました。

今回の撮影はこのレンズのデビューでもありました。

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あと、久しぶりにSequatorを新たにダウンロードして使ってみたのですが、日本語で表示されますね。

まあ日本語になったからわかりやすくなったかと言えばそうでもないような・・・(笑)
とは言え、合成の精度は上がっているような気がしましたが気のせいですかね。相変わらずの神ソフトであることは間違いありません。

石見海浜公園 星景撮影記

2020年10月17日(土)

赤鼻展望台近くからみた夕焼け終わりの天の川

この日の天の川の濃い部分は低空のまますぐに消えてしまいます。

前景が山だとそもそも低空が撮れないので、山好きな私ではありますが今回は前景を海とすることに決めました。

いつものようにグーグルマップ&ステラナビゲーターロケハンで見つけたのがこの場所です。

16時ごろ到着しロケハン後、18時半ごろから20時半ごろまで撮影しました。

海風もあり薄手の長袖でじっとしているとかなり寒かったです。

 

ところで左の写真。

断崖の岩場に光っているのは釣り人の灯りです。

正式な道のない崖の下ですが、どうやってあんな場所まで?

釣り人恐るべし!

撮影地(赤鼻展望台)について

訪れたのは島根県の石見海浜公園。

地図で見ると大きく3か所に分かれて公園があって「島根県立しまね海洋館 アクアス」もその一つのようです。

私が今回訪れたのは、一番西側の公園で、その中でも更に一番西側の駐車場に車を止めました。

赤鼻展望台近くの駐車場 画像:グーグルマップより

海水浴シーズンは過ぎているので人は少ないだろうと思っていましたが、駐車場には意外と車があってちょっとびっくり。

どうやら釣り関係の方たちのようで、夜釣りもされてたので『寂しくなくて良いかも』と思ってたら夜9時ぐらいに駐車場に戻ると誰もいなくなっててかえって寂しくなっちゃいました。

犬の散歩をする人や釣り人とロケハン時にすれ違いましたが、基本的には人はいません。

撮影は赤鼻展望台という駐車場から歩いて5分ぐらいの場所周辺で行いました。

今回は最後の夏の天の川を撮影するということで南西方向を狙っていましたが、ちょうどその方角には浜田市街がありけっこうな光害があります。

海の漁火も南西方向に多く見られダブル光害状態だったので、やや夏の天の川撮影は厳しいものがありました。

海沿い特有の水面近くの水蒸気のもやで光が拡散され画像処理には苦労しました。

当初、東側にはアクアスがあるのでそっちの方が光害がありそうだと想像してましたが、むしろアクアス側の方が空は暗かったです。

駐車場と車中泊について

駐車スペースは車70台分ぐらいで、広さは十分ですが海水浴シーズンには多い可能性があります。

トイレがありますので、車中泊も可能です。

実際私は今回ここで一泊しました。土曜の夜なのに誰もいなくて非常に静かで安眠できました。

ただ、寝袋だけだと朝方が寒かった。そろそろ冬支度が必要だと感じました。

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石見海浜公園 星景作例

使用した機材・画像処理ソフトなど

●撮影機材
カメラ:CANON EOS Ra
レンズ:TAMRON SP15-30mm F/2.8 Di VC USD G2 (Model:A041)

●赤道儀は不使用です。

●全て約20枚の連射撮影。

●Sequatorで画像スタック後、Photoshopで画像処理。

薄明終わり直後の秋の天の川

撮影日:2020/10/17 焦点距離:20mm 絞り値:F2.8 露光時間:20秒 ISO:6400 26枚スタック(Sequator)

薄明が終わる18:58から撮り始める予定でしたが、5分フライングして撮影開始。

事前にステラナビゲーターで確認した時は薄明終わりにほぼ垂直に天の川が立っているはずだったのですが、薄明終わり少し前に試し撮りしてみると明らかに右に傾いていたので出遅れたと思ってフライング。

まあこの時は別にまっすぐ立ってる必要もなかったのでどちらでも良かったのですが、絵的にまっすぐ立ってる天の川を狙う時もこれからあると思われるのでそんな時は焦るだろうな・・・。

撮影後に確認してもやっぱり薄明終わりはほぼまっすぐなはず・・・ステラナビゲーターもそこまでの精度はないのかもしれない。

 

漁火の光害はある程度予想していましたが、浜田市街の灯りはなぜかあまり考えていなかった。

更に低空は海上の水蒸気でモヤってて撮って出汁は予想よりかなり薄めにしか天の川が撮れていなかったです。

それをここまで浮かび上がらせることができたのは、自分の画像処理技術が進歩しているのかなとちょっと自信になりました。

前景と星空はPhotoshopのグラデーションマスクで分けて処理しています。

拡声器と天空の星雲たち

撮影日:2020/10/17 焦点距離:20mm 絞り値:F2.8 露光時間:20秒 ISO:6400 20枚スタック(Sequator)

近くにあった柱を見上げてみると、ちょうどデネブとカシオペアの真ん中ぐらいに配置して撮れそうだったので19:45撮影開始。

高度80とかなり高い位置にあり、光害とモヤの影響のないデネブ周りの星雲たちが綺麗に浮かび上がってくれました。

一方カシオペア側(低空)は海からのモヤが広がって来ており、難しい画像処理となってしまいました。

やはり星景(天体)撮影において一番大事なのは済んだ空気と暗い空だと認識しました。

 

それにしても、今回は特に赤い星雲の強調は行っていないのですが、思いのほかはっきりと色が出てくれたのでうれしかったです。

EOSRaを手に入れた甲斐がありました。

比較的星景作例の少ない北側の領域も、デネブ、ケフェウス、カシオペア辺りの星雲を絡めれば十分絵になる(というか、個人的には夏の天の川より好き)と感じています。

 

前景(柱)にチャンネルで選択マスクを作成後、星野を強調処理しました。

岩壁と漁火と天の川

撮影日:2020/10/17 焦点距離:24mm 絞り値:F2.8 露光時間:15秒 ISO:6400 21枚スタック(Sequator)

岩の隙間をもう少しきっちり中央にもって来たかったなあ・・・。

一枚目とほぼ同じ方向のやや西寄りになります。漁をする船が増えたみたいでさっきより漁火が明るくなってます。

天の川もより低空に沈んで漁火の中に消えかかってましたので、強調処理もあまり無理はしませんでした。

露出時間が15秒で露出時間が短いせいか、一枚目よりも処理が難しかった印象があります。

今後もっと望遠寄りの画角での撮影も積極的に行っていきたいと考えていますが、露出時間がより短くなると画像処理が更に難しくなりそうですね。

撮影条件に合わせた画角で撮影することも考慮する必要がありそうです。

 

一枚目と似たような構図ですが、一枚目はグラデーションマスクで前景と星野を別処理したのに対し、こちらは前景を二値マスク処理してそれぞれ仕上げました。

初めて二値マスク処理を試みたつっこみどころ満載wの四国カルストの写真に比べると、かなり上手く処理できるようになったと思いますがいかがでしょうか?

西側(海側)からかなり濃い霧が発生してきたので、これを撮ってこの日の撮影は終了しました。

あとがき

目標としていた夏の天の川をなんとが撮影できて良かったです。

EOS用に新投入したタムロンSP15-30mm F/2.8 Di VC USD G2 (Model:A041)も期待通りでした。

Raの星雲描写も申し分なく、自分自身の画像処理も少しは進歩していることがわかったので、これからの季節の主役であるオリオン座周辺の撮影が楽しみです。

 

実は翌日も別の場所で撮ってきたので、次の記事で紹介する予定です。

気長にお待ちいただけると幸いです。

 

2020/11/1 アップしました↓

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