【星景】今季初の天の川の”濃い部分”を池の浦道路公園で撮影してきました。

ちょうど一年前、今回と同じ場所で追尾撮影して以来の天の川となります。

回数で言うと今回が3回目の天の川追尾撮影です。

なぜか天の川の追尾撮影が少ないんです。
追尾撮影を始めた一昨年は、天の川の季節になるとモチベーションが下がりました。
理由は、天の川の季節になると当然暖かくなるので夜中でも撮影地に人がいることが多くなり、人見知りの私はそれがなんとなく嫌で、天の川の季節になると撮影に出かけるモチベーションが下がっていました(どんだけ人見知りですか)。

昨年はコロナ禍での自粛だったり…。
そんな理由で天の川の追尾撮影の回数が少ないので、当然画像処理経験も少なかったのですが、その割には良い感じで現像できたかなと思います。

Twitterでも自分史上最高のイイねをいただき、ありがとうございます。
やっぱり天の川は人気がありますね~。

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池の浦道路公園 天の川撮影記

2022年4月5日(火)

前日は福兼展望台で伯耆大山との星景を撮影したばかりでしたが、どうしても天の川の濃い部分を撮りたくなったので月曜日の仕事終わりで撮影に向かいました。

SCWの雲予報では3時ごろに短時間ではありますが、結構濃いめの雲が通り過ぎる予報でしたが、実際肉眼ではほぼ確認できないほどの雲で影響はなかったです。

いつも人気の少ないこの場所(池の浦道路公園)ですが、この日は平日ということもあり人の気配は皆無でした。
ただし、海上の船(漁船?)がちょうど天の川の登る辺りの海上にかなり長時間停泊していて、特に前景の撮影はそのおかげで予定枚数の撮影ができませんでした。
瀬戸内海はこれがあるのでやっかいです。

撮影地の「池の浦道路公園」については下の記事リンク先に少しだけ書いてあるので参考にしてください。

池の浦道路公園で撮影した星景写真作例

瀬戸内海に昇る夏の天の川

撮影日:2022/4/5 焦点距離:30mm 絞り:F4 (星)ISO:1600 露光時間:120秒45枚、(前景)ISO:1600 露光時間:120秒14枚
トリミングあり

使用機材

 カメラ:CANON EOS Ra
 レンズ:TAMRON SP 15-30mm F2.8 Di USD
 赤道儀:SWAT-310V-spec
 自由雲台:Velbon 自由雲台 QHD-53

この時は天の川を35mm画角で撮りたかった。
そうなると私が持っているレンズではRF24-105F4Lで撮るしかないのですが、このレンズはどうも星像の乱れが気になる。
なので今回はタムロンSP15-30で撮影して35mmぐらいにトリミングすることにしました。

光跡を消す方法 コピースタンプツール

海上を行きかう船の光跡を消す場合、画像の加算平均をσクリッピングでコンポジットすればイレギュラーな光はほとんど消えてくれます。

 ただ、上の画像のように完全には消えない場合も多々あります(白い横線が消え残った光跡です)。

 今回は、背景が遠くの島で暗めで細かいディティールが出ている必要はなかったので、Photoshopのコピースタンプツールで誤魔化しました(下の写真)。

 別の似たような背景部分をコピーして光跡部分に上書きするという、現実にはあり得ない絵を作り出す”ちからわざ”になるので使用には賛否あるかと思いますが、暗い部分には使えると思います。

あとがき

 先週ぐらいまでのGWの天気予報では、星屋さんにとってはかなり絶望的な天気でしたが、今日(4/27)時点ではなんとかなりそうな雰囲気ではあります(まだ油断はできませんが)。

 実は二台目の赤道儀としてポラリエuをお迎えしているので、そちらも使用してみたいのですが、とにかく連休のどこかで、遠征しても大丈夫そうなぐらいの連続の晴れの日を期待したいです。

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