今年は各地で雪の量が多かった。とはいえ5月になれば雪も解けてしまう可能性が高いので、最後の雪景色星景を狙って鳥取県の伯耆大山まで行ってきました。
伯耆大山との星景撮影は二回目です。前回はこちら↓
福兼展望台 星景写真撮影記
2022年4月2日(土)~4月3日(日)
新月期の週末。山陽は晴れで山陰は雲(または雪)という冬季の天気とは、真逆の雲のパターン。冬時期には見られないこの雲の様子から、春になったことを実感させられます。
すでに桜も咲いていて、桜星景も考えましたが良い場所を知らないのとなんとなく難しそうな気がして今年もパス。Twitterで皆さんの作品を見せてもらうことにして、私のメインテーマである”山と星”を撮りに行きました。
今年は早めに撮影地に入って昼間にロケハンするぞ!とどっかで書いた気がしますが、結局到着したのは夜の10時頃でした。翌日の天の川撮影目的で前日の明るいうちに現着してしまうと時間が余って暇なので致し方なし(と言いわけ)。
おかげで大山山頂の雪がほとんど溶けているのも試し撮りするまで全く気がつかず。まあ気がついてても撮影対象は変えなかったけど。それにしても今シーズンはあんなに雪が降ったのに、溶けるのも早い!気温の変化が極端なのは最近の気候の特徴ですよね。現地に行ってみないとわからないので判断が難しいです。北壁のライブカメラの映像にはまだ雪が残ってる感じだったんですけどね~。
撮影地 福兼展望台について
数ある大山の展望所の中でもあまり有名ではない場所かなと思います。山の裾野までは見えないので大山の雄姿を拝むにはベストの場所とは言えませんが、北アメリカ星雲付近とのコラボが狙えそうだったので訪れてみました。
写真の通りここは道路沿いにあるので、車の交通量が気になりましたが週末であるにもかかわらず一晩撮影して通過したのは3台ぐらいでとても静かでした。ここの左側には川があるようで、水の流れる大きな音がずーっと聞こえていました。で、その川の向こうにはトンネルがありその光が結構眩しかったので当初は写真にある東屋の前で撮影する予定を変更して、トンネルの光が直接届かない東屋の右側で撮影することにしました。
駐車スペースは広いです。トイレはありません。
基本的にはどの方向も山に囲まれているため、低空の星は見えません。
福兼展望台で撮影した星景写真作例
白鳥座と残雪の伯耆大山
あまりにも前景の色が地味な上に、残雪の量も予想よりはるかに少なくてちょっと思ったような絵にはならなかった。
使用機材
カメラ:CANON EOS Ra
レンズ:RF24-105mm F4 L IS USM
赤道儀:SWAT-310V-spec
自由雲台:Velbon 自由雲台 QHD-53
RF24-105mm F4なので星像が乱れるのは相変わらず。一番使用する画角なので何とか改善したい。新しくズームレンズを一本買うか、単焦点レンズを数本買うか・・・悩む。悩むけど早急に何とかしなければ。
追尾画像は100分と十分な露光時間だったにもかかわらずいまいち思ったように星雲が描出できなかった。前景が地味な色過ぎるので全体的にも暗くて地味な絵になってしまった。星空をもう少し明るめにしても良かったかもしれない。
あと星雲の色が真っ赤になり過ぎかも。
Photoshopの焼き込みツールを使って地上と星空の境界線をなじませる。
上の画像のように地上風景の境目が木々の枝などだとマスクが上手く切り抜けていない場合が多いです。
こんな時には、Photoshopの「焼き込みツール」を使います。
焼き込みツールは選択した部分を暗くしてくれる機能です。
今回は、ブラシの硬さ:0、範囲:中間調、露光量:50%として暗くしたい部分をブラシでなぞると、、、
こんな感じで木の枝周りの明るい部分が暗くなってくれました。
あとがき
今回もTwitterに先に画像を公開。それなりに反応もいただけてありがたい。ですが思ったよりフォロワーさんが増えないのはどうしたらいいのだろう?ツイートの回数を増やすにしても何を呟いたらいいのかわからない。
Twitterを見ていると、過去作品を何度も公開している方が結構いらっしゃいます。正直あまり気は進まないけど私も過去作品を何回も公開してみようかなあ。
さて、5月にもなれば縦構図で天の川が撮影できるようになってくるので、縦構図好きな私的には嬉しい季節になってきます。GWはできれば10連休にして遠征したい(願望)。
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