前回記事↑と同日にEOR_Raで赤道儀を使用して撮った天の川星景のご紹介です。
この記事の更新をTwitterで天リフさん(天文リフレクションズ)風につぶやいたところ、
なんと天リフさんにリツイートしていただいたうえに、HPでピックアップ記事として紹介していただけました!
おかげでこの弱小ブログにも普段の倍のアクセスがあり、感謝感謝であります。
また取り上げていただけるように頑張ります。
南の空が暗い池の浦道路公園 追尾地上合成星景写真作例
伊予灘上空に昇り始めた春の天の川
●撮影について
カメラ:CANON EOS Ra
レンズ:TAMRON SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD G2(Model A041)
赤道儀:SWAT-310V-spec
今回の露光時間(追尾)は2分*32枚で64分でした。淡い対象だともっと時間が欲しいところですが天の川の描出には十分ですね。本当はアンタレスのカラフルタウンの色をあぶり出したいんですけど今の私には難しいです。まあいいでしょう。
事前にステラナビでシュミレートしていた撮影開始時間を過ぎていたので試し撮りせず焦って撮影を開始しましたが、もう少し天の川の高度が上がってからの方が良かったかな?今の時期は明け方までの二時間ほどしか露光時間がないので焦るんですよね。
焦った原因はもう一つあって、いつものことですが極軸合わせに若干戸惑ったという。POLARIS(北極星)、δUMi(こぐま座δ星)、51Cep(ケフェウス座51番星)の三つの星を極軸望遠鏡で位置合わせするんですけど、最近北極星以外の星を見つけられないんですよね。51Cepは最初から諦めてるからいいんですけど、せめてδUMiがわからないと焦点距離が大きいときに困るよなあ…。
●画像処理について
Adobe LightroomでTIFに変換 → ステライメージ8でコンポジット → Photoshopで編集という大きな流れはいつもと同じです。
ただし今回は前景はCR3ファイルをステライメージ8でコンポジットしました。どうもステライメージ8でRAWファイルをそのまま自動コンポジットすると色が薄くなる気がするんですが、今回もそんな印象。面倒なのでそのまま使いましたが。
で、実は下の方に岩壁の端が中途半端に写っていたのでスポット修正で消しちゃいました。拡大して見たらすぐわかる…。綺麗に消すにはどうしたらよいのだろうか?
追尾画像は今回フラット補正はしてません。
そして前景と追尾画像との合成はいつもは二値マスク的なことをやってますが、今回はグラデーションマスクで合成しました。
個人的にはそんなに違和感ないと思ってますが、どうでしょうかね?感じ方は人それぞれなので違和感感じまくりの方もいるかもですが、そもそも二値マスク的なことして合成しても結局違和感は大なり小なりあるのでどっちもどっちかとw
私はこの現実にはあり得ない感じの違和感も含めて好きだったりします。
追記
再現像したものを一年後にツイートしました。今回はトリミングなし。
一年画像処理を四苦八苦したおかげで、一年前には出せなかったアンタレス付近の色が出せたのは収穫です。
おまけ &あとがき
前回天の川を追尾撮影したのは約一年前でした。
この時は大火球を見て興奮した記憶がありますが、今回はISS(国際宇宙ステーション)が追尾撮影中の一枚に写っていたのでご紹介。
野口聡一さんはじめ人がこれに乗っているかと思うと感慨深い。ありがたい気持ちになりますね!?
さて明日からはもう3月です。
暖かくなるのは嬉しいんですけど、いまだに雪景色との星景写真が撮れていない…。
チャンスあるかなー。
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