【ミニベロ自転車旅】2018北海道道南7日目 この旅最長距離、約100km!自転車人生最大チャレンジの日。

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今日は実質自転車走行最終日にして最大のクライマックスの日。
人生で最も自転車移動での距離が長く、標高差も高い一日となる予定です。

具体的には、下記のような日程になります。

昨夜泊まった『蟠渓温泉 湯人家』出発 → 大滝の『きのこ王国本店』で朝食 → 支笏湖温泉にある『お食事処 寿』でマス料理を堪能 → 恵庭岳東の峠を超えて『アパホテルリゾート札幌』で宿泊。

走行距離はほぼ100kmと最長なうえ、恵庭岳東側の峠超えは標高差は350m弱と然程ではないものの長距離走行後の後半に迎えるという、自転車初心者&小径車乗りの私にとっては、チャレンジングなルートです。

果たして無事大団円を迎えることができるのでしょうか?

 

7日目:自転車走行距離:約95.5km

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2018年6月28日(木)

まずは朝食補給のため『きのこ王国本店』を目指して出発。

起床6:15。霧が出ている。
ここまでの自転車旅の疲れがあるのか、この旅で一番起きるのが辛かった。

宿を出発したのは7:40。
本当はもっと早く出発する予定だったのだが、朝食を摂るつもりだったきのこ王国が9:00からの営業らしいのでそれに合わせて出発を遅らせました(眠かったのもある)。

昨日、蟠渓温泉手前の道は、路肩が無くアップダウンのある厄介な道だったので、今日もそんな感じの道だったら嫌だなと思っていましたが、意外にも快適な道が多く、霧でもやった渓谷っぽい川沿いを淡々と進むことができました。

途中、自転車道のような道を発見。道の上は枝葉だらけだが、路肩を進むことを思えば全然楽だ。
距離も短くて名前もわからない道だったけど、こういう道の存在は自転車乗りにとって非常に助かります。

9:15 ほぼ予定通りきのこ王国に到着。
ここに来るのは5年ぶりだ。シンボル?の恐竜の右腕が落ちていたw

宿で食した朝食は、コンビニで買っておいたインスタントのなめこ汁とおにぎり1個だったので、ここでしっかり補給するつもりでラーメンを注文。すると調理が必要なメニューは11時からだと言われた!

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仕方がないので、パッケージされた鶏めしときのこ王国名物のなめこ汁を注文する。思いっきりなめこ汁がかぶってしまったがなめこ汁は大好きなので問題ない。

とりあえず補給もできたので、支笏湖温泉に向けて出発。昼食はちょっと贅沢に、食事処『寿』さんでマス料理をいただく予定だ。基本グルメ関係にはあまり興味が無いので、旅の食事はほとんどがコンビニでも全く気にならないのだが、川魚が好きなのでマス料理にはちょっと興味がありました。
この旅唯一の豪華な食事なので期待したい。

ところで、きのこ王国の隣は道の駅のはずなのだが、どうやら閉鎖されている様子。
きのこ王国が目立つのであんまり道の駅を利用する人がいなかったのかもしれない。

調べてみたら、令和3年3月31日まで休館(全館閉鎖)だけど、閉鎖されるわけではなく建て替えするらしい。
車中泊地が減ってしまったら残念だと思っていたので良かった。

なんとその後また調べてみたら、登録廃止となっていました・・・。
残念です。

詳細はこちら ⇒ 伊達市HP 道の駅「フォーレスト276大滝」の登録廃止のお知らせ

 

恐怖の滝笛トンネルを抜け、支笏湖温泉で鱒寿司をいただく。

昨日、洞爺湖からここまでの道程では、大型車が半端ないスピードでぶっとんでいく怖い印象が強い。そんな中坂道を登った所でトンネルが現れました。

滝笛トンネル(1545m)。歩道はあるけど自転車に乗っての通行は不可能な狭い歩道でした。

一見普通のトンネルに見えますが、前述したように昨日から大型車の速度に若干恐怖を感じていたので、かろうじて人一人が歩く事ができる程度の狭い歩道を自転車を押して歩くことにしました。

下り坂だし、しっかり速度を上げて路肩を走れば良いような気もしましたが、安全を優先しました。
自転車を押して歩くと、ペダルが足に当たってしまうぐらい本当に細い歩道で歩くのも大変でしたが、しばらくトンネル内を歩くうちにこの選択が間違いではなかったと確信しました。

全長1.5kmと長いうえに、トンネル内は真っ暗!
路肩はほぼ無い車道を、下りなのでものすごいスピードを出して、容赦なく大型車が通り過ぎて行きます!!
押している自転車に接触するんじゃないかと思うぐらい至近距離を!!

はっきり言って生きた心地がしませんでした。
真っ暗で視覚が奪われ、トラックの轟音で聴覚を奪われると、平衡感覚がおかしくなってくるのを実感しました。この狭い歩道で今コケたら間違いなく死ねるw

やっとの思いでトンネルを抜け、お日様のもとに出ると、千歳市のカントリーサインが現れました。
いやー、もうこのトンネルは通りたくない!

ここからは支笏湖まで下りです。女性チャリダーが登りで手を振ってくれました。
そういえば東南アジア系の小径車乗りのカップルとすれ違ったなあ・・・。彼らはあのトンネルを無事に抜けただろうか?

今日の天気は曇でしたが、支笏湖は明るい。
支笏湖北側は広い歩道が整備されていて走りやすく、木漏れ日の中快適に進みます。

このトンネルは広い歩道があって快適そのものでした。
リスの看板。他にもクマ、キツネ、魚、鳥などの看板があって楽しい。

ただ、湖沿いの道なのにほぼ湖の景色が見えないのはこの国道の残念なところです。
モラップキャンプ場への分れ道が現れると、そこから先は歩道がなくなっています。グーグルマップで確認するとキャンプ場への道は国道に繋がっているようなので、国道を外れキャンプ場への道へ入りました。

右の道のは歩道が無い。
モラップキャンプ場。ここで初めて支笏湖が見えた。

しばらく進むと「車両通行止め」の看板が出現!不安が募る。
だけど歩道が無い国道へは戻りたくなかったので、見なかったことにして前へw

進むと結構な上り坂の道。ということは国道を進んでも同様に上り道の可能性が高い。交通量の多い国道で、歩道が無い上り坂なんて辛すぎる。これは絶対に国道には戻れない戦いになる!と勝手に闘志を燃やして坂をのぼる・・・のぼる・・・、そして下る・・・・・・あれ?なんか普通に国道に合流できたんですけど。
結局、車両通行止めの意味がわからなかった・・・。

さあ、おそらくもうすぐ4日前に通った樽前山に行った道への分岐点が現れるはずだ。
帰ってきたぜ~樽前え~!

ここまでの旅を思い返しテンション上がってたら通り過ぎてました。

13:00 食事処「寿」に到着。

焼きマス定食とチップ寿司(2貫500円)を注文。
カウンター席に座った。ご主人がうんちくを話してきてお話しながら食す。
何故かおまけで別に二品頂けた。ありがとうございました。

魚としての希少価値が年々上がってきている(つまりマスが減ってきている)らしいので、貴重なものをいただきました。正直特別美味しいわけではありませんが、一度は食べてみたかったので良い経験となりました。

 

この旅最後のクライマックス、恵庭の峠に挑む。

店から外に出ると、ボタボタと大粒の雨!
これからヒルクライムなのにヤバいな~と思ったけど進むしか無い。大ぶりにはならないと信じて、上だけカッパを着た朝からのスタイルのまま出発。
結果的に雨はそれ以上降ることはありませんでした。

恵庭の峠の登攀にばかり気になっていましたが、そこまでたどり着く支笏湖沿いの道の路肩が狭く、けっこう疲れました。もやってて樽前山や恵庭岳の景色も見えないし。

風不死岳と支笏湖。なぜかここから写真がワイドサイズになってた。

そしていよいよ恵庭の峠に差し掛かります!
なかなかの傾斜が続きますが、得意のインナーローなら登れないことはなさそうです。ちょこちょこ焦らず進みます。苦しいけど坂を攻略していく自分が嬉しくてテンション上がりました!

広島では市内に黄金山という山があって、そこを自転車で登ってトレーニングしてきましたが、それに比べると全然楽だわ!これならイケる!この一週間の自転車旅の疲れはありましたが、思ってたよりアッサリと攻略することができました。

良かったのはずーっと歩道が整備されている道だったこと。狭い路肩だとふらつくこともできませんが、歩道だと疲れたら蛇行しながら登ることもできます。こんな道が増えると自転車乗りには助かりますね。

左膝がかなり痛む時間帯もありましたが、その痛みもしばらく登ってたら何故か治まってくれたのもラッキーでした。

登った後はホテルまで長い下りが続きます。
登りの辛さはある程度覚悟していたので、こんなものかなと感じましたが、意外だったのは下りの辛さ。
長時間の下りでは手首に体重がかかる時間が続き、ブレーキを握るのも結構辛いことがわかりました。
下りで休憩が必要になるとは・・・。

とはいえ、かなり順調な峠越えとなりました。
そして実質自転車走行もこの日が最後。なのでこの旅自体もこれで無事大団円を迎えることができたと言っても良いでしょう!
峠越えを含んだ約100kmの行程を完走できたことは、かなり自信になりました。

16:30頃 アパホテル&リゾート札幌に到着。

大きなホテルで部屋も結構高い階に。ここもご多分に漏れず中華系の方が多かった。
自転車は室内の荷物置き場に預かってもらいました。

 

8日目↓に続く。

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