この記事では、2018年に北海道道南を一週間ほど自転車ツーリングしたときの荷物パッキングの方法を紹介します。
自転車旅での問題の一つに、荷物量の制限があります。
限られた荷物量の中で如何に無駄を省くかは、自転車旅での永遠の課題でしょう。
特に小径車における中長期の自転車旅情報は少ないので、これから小径車で自転車旅を計画している方に参考になれば嬉しいです。
旅の詳細はこちら↓
さて、今回の記事をご覧になるうえでは、下記の事柄が前提となりますのでご注意ください。
① テントではなく宿泊施設での泊まり。
② 自転車にはリアキャリアーが装備されている。
③ 輪行などの時に、自転車を折りたたむ必要がある。
このあたりの条件が違うと、パッキングの方法やそもそもの荷物量が変わってきますよね。
この旅に持っていった荷物
まずはこのツーリングに持参した全てのグッズをご紹介します。
必要ないものも結構ありましたし、逆に本来意図していなかった所で役に立ったグッズもありました。
衣類
今回一番かさばった持ち物です。自転車のみではなく、登山のことも考えるとこれ以上は減らすことができませんでした。
6月の北海道は自転車に乗っている時は暑そうだし、夜や天気が悪い日は寒そうだしってことで、長袖(長ズボン)も半袖(半ズボン)も用意。
・(モンベル)mont-bell ウインドブラスト パーカ Men’s【Amazon】
・(モンベル)mont-bell フリーライドパンツ Men’s【Amazon】
シャツ、靴下、パンツは北海道滞在時の7日間分ということで、3着ずつ持参(フェリーにコインランドリーがあるので、必要なら洗濯)。
両膝に不安があるので、サポーターを持参。
・ZAMST(ザムスト) RKシリーズ ランニング ヒザサポーター【Amazon】
雨合羽(写真二段目右端)は通気性の良いものを持っていったので、これも結構かさばった。ただ100均のカッパだと蒸れたりすぐ破れたりする恐れがあるので、長距離走る場合は必須です。
・[ミズノ] アウトドア ベルグテックEXストームセイバーVレインスーツ A2JG4A01 メンズ【Amazon】
自転車グッズ等
左端が自転車の携帯時収納バック。DAHON専用バッグだけあって収納しやすかった。
・DAHON(ダホン) 輪行バッグ SLIP BAG 20【Amazon】
その隣が工具や替えのチューブ、パンク修理キット等が入ったセカンドバッグ。あと、個人的には旅に必須のビニールテープも入ってました。
左から3つめの写真が自転車のロック、ライトやバックミラーなど。
右端は自転車グッズではないが、シューズのレインカバー。この旅で大いに役立ったものとして後述します。
電子機器関係
左端がモバイルバッテリーとその充電アダプター。結局この旅では宿で毎日充電できたため、ほとんど活躍しなかったのですが、とにかくバッテリーの持ちが良いのでとても気に入っています。コスパが高い商品です。
・cheero Power Plus 3 13400mAh 大容量 モバイルバッテリー【Amazon】
・cheero Miracle Charger – 急速充電 3.4A USB 2ポート ACアダプタ ( 充電器 ) 【Amazon】
左から二番目がタブレットと携帯電話と充電器。
右から二番目がガーミンのGPSランニングウォッチ。この旅のログが記録したくて買ったのに、充電器を忘れてくるという大失態のため今回はただの荷物になってしまいました・・・。
・GARMIN(ガーミン) ランニングウォッチ GPS ForeAthlete 235J【Amazon】
日用品など
湿布・絆創膏・痛み止めなどの医薬品(写真左端)。日焼け止め(左から二番目)。歯磨きセット(右から二番目)。ポケットティッシュ・ハンカチ数枚(右端)。
よく考えたら宿(やど)泊だったので、歯磨きセットは持参する必要ありませんでした。
その他のグッズ
写真上段左から、折りたたみ傘、水筒、登山用ストック、ヘッドライト。
登山用のストックは持っていったけど結局使わなかった。折りたたみ式で小さくはなるものの、それでも結構嵩張るものなので、次回からは持っていくかどうか悩むところ。
水筒はサーモスを持っていったけど、これも造りが頑丈な分重たい。結局サーモスの中身が空になると、ペットボトルの飲み物を買っていたので、ただの中身のない水筒を持ち運んでいるだけの時間も多くなった。これも次回は無くてもよいかなあ。
・THERMOS(サーモス) 山専用ステンレスボトル500ml FFX-500【Amazon】
ヘッドライトは、この旅で一番持ってて良かったと感じた物の一つです。これも後述します。
写真下段左から、ビニール袋、タオル、筆記用具、ザック用レインカバー。
この旅で一番役に立ったグッズと言っても過言ではない ザックカバー。こちらも後述します。
携帯バッグ
ここまで紹介したグッズたちをバックに収納したのが、下の写真です。
①・TOPEAK(トピーク) バックローダー【Amazon】
写真左。自転車のサドルに付けるバッグです。容量は6L。防水です。
②・TOPEAK(トピーク) Compact Handlebar Bag ブラック【Amazon】
写真中央下。ハンドルの前に設置。容量は2L。防水ではないがレインカバーが付属しています。
付属のベルトでウエストポーチになるのが輪行時など移動の時にかなり便利でした。
走行時は、下の写真のように携帯食やタブレットを入れてすぐに取り出せるようにしていました。
③・[モンベル] mont-bell デルタガセットポーチ L【Amazon】
バッグの写真中央上。貴重品などの小物はこれに入れてました。
④・GREGORY MIWOK24
バッグの写真右。容量24Lのザックです。
走行中はこれをリアキャリアーに紐で固定してました。雨の時だけ背中に担いで走行しました。
以上4つがこの旅で携帯したバックです。
どれもスペースの余裕はなかったです。
ミニベロ自転車パッキングの実際
下の写真一枚目が、上で紹介した4つのバッグをパッキングした自転車の様子です。
そして二枚目がリアキャリアー上部を拡大した写真(左右逆ですが…)。
親ガメの背中に子ガメみたいになってますが、その”子カメ”がサドルバックのTOPEAK(トピーク) バックローダーで”親カメ”がGREGORY MIWOK24ザックです。
ザックをレインカバーに入れることで思わぬメリットが生まれた!
このパッキングのポイントは、グレゴリーザック(親ガメ)をレインカバーに入れている点です。
ザックをレインカバーに入れた元々の理由は、リアキャリアーの上に置いたザックから出ているたくさんの紐や出っ張りが、車輪に絡まるのを防ぐためでした。ただそれだけの理由でザックをレインカバーに入れたのですが、思わぬメリットがありました!
ザックとレインカバーの間に収納場所ができちゃった\(^o^)/
しかも出し入れ容易だし結構な容量もある!
実は出発前から、旅の途中で買った食料などの収納場所がほとんど無いことを懸念していました。もしかしたらハンドルに引っ掛けるしか無いかも・・・そんな不安もありましたが、それもアッサリ解決!
更にもう一つメリットがありました。
ザックが大きくてリアキャリアからかなりはみ出していたので、しばらく走行しているとずれて落ちそうになってましたが、ザックカバーに付いていたベルクロをサドルバック(子ガメ)に縛り付けることで安定させることができました!
もちろん雨が降ったときの防水という本来の役割も果たしてくれて、正に一石三鳥の活躍っぷりでした!
・Active Winner リュックカバー レインカバー【Amazon】
材質は厚手で丈夫だし、24L のザックに対して程よく余裕のあるサイズだったのも、このような使い方ができた理由だと思います。
その他、自転車旅で役に立ったグッズあれこれ
サイクリングペダルバンド(ベルクロバンド)
横長の黒い布。写真が悪くてディティールがわからないと思いまが、足を自転車のペダルに固定するためのバンドです。何のために足をペダルに固定するのかと言うと、そうすることでペダルを踏む力が逃げないようにするためです。
こう書くと、すごい大層なもののようですが、ただのベルクロバンドの丈夫なやつです(笑。
お値段163円。
・自転車ペダルのつま先クリップ,SODIAL(R) Fixie BMX 自転車 滑り止め マジックテープ トゥーストラップ サイクリングペダルバンド【Amazon】
普段は足がペダルからずれるのなんて気にしないのですが、坂道では気になるので購入してみましたが、結局本来の目的で使うことはありませんでした・・・。その代わりに荷物を固定するのに大活躍!
前述したザックをシートポストに固定する時とか、輪行時に手すりに自転車を固定するのに役に立ってくれました。
結束バンドと一緒に持っていて損は無いお役立ちグッズです。
スニーカーレインカバー
ツーリングに履いていくシューズも最後まで悩みました。
通気性のよいスニーカーは雨で濡れたら困る。かと言って通気性の悪い靴は雨には強いが、ずーっとムレムレ・・・それも嫌だし。
で、選んだのがコレ↓
・(ビーピーアールビームス)bpr BEAMS/シューズ DRY STEPPERS/スニーカーレインカバー【Amazon】
すぐに破れたりしないかが心配でしたが、伸縮性のある素材で思ったより頑丈そうでした。足首の部分はズボンで覆わないと隙間から雨水が入ってきますのでご注意を。
長時間の雨は経験していないので、蒸れ具合が気になるところです。短時間では土砂降りの雨の移動でも全く水の侵食は無しで蒸れも気になりませんでした。
ちなみにサイズは、靴が26cmでレインカバーがMサイズでちょうど良かったです。
コンビニでもらうお手拭きの、お手拭き以外の使用方法。
この使用方法は自己責任でお願いしますね…。
ウォシュレットが無いトイレでは、お尻拭きに使うと快適です(笑。
普通のティッシュで拭くよりも、かなり気持ちが良いです。
タダでいただけるので、ウエットティッシュより気軽に使えますし(笑。
食事の時に使うものなので、口に入っても大丈夫なぐらい安全な成分が使用されているとは思いますが、詳しい成分が不明(アルコールや防腐剤などらしい)なのでアレルギーなどの危険性もあります。
何度も言いますが自己責任でお願いします。
以上。
街灯のない田舎の夜間走行には、ヘッドライトが2つ以上あったほうが良いです。
自転車のライトはハンドルに取り付けています。
普段の走行で暗いと感じたことはありません。
・キャットアイ(CAT EYE) LEDヘッドライト ECONOM HL-EL340ブラック 電池式【Amazon】
しかし北海道の夜は暗かった。
このライトだけではとてもじゃないけど怖くて走れないぐらい先が見えない暗さでした。
急遽登山用に持っていたヘッドライトを装着し、事なきを得ました。
基本的には夜間走行は避けるのがベストです。
ただ事情があってどうしても避けられない場合は、ライトは二個以上あったほうが良い、ということを今回の旅で実感しました。
ちなみに自転車のライトですが、長期ツーリングでの使用を考えるなら電池式の方が何かと便利です。充電式電池が使えますし、乾電池ならお店で購入もできます。USB充電式みたいに充電場所の確保に困りません。
・パナソニック 充電式エボルタ 充電器セット 単3形充電池 4本付き スタンダードモデル【Amazon】
あとがき
自転車の種類、旅の期間、宿泊方法、移動手段など様々な条件によって荷物の量が変わってきます。
なるべくお金をかけないで、様々なパッキングに対応できるのが、誰もが望むことだと思います。
今回紹介した記事の内容が、どれだけ参考になるかわかりませんが、少しでも多くの自転車旅を計画中の方に参考になれば嬉しいです。
自分も次のツーリングに活かしたいと思います。
長くなりましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました。
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