【ミニベロ自転車旅】2017しまなみ海道2日目 足の痛みに耐えながら人生で最長距離を走破!?

自転車旅
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ミニベロと呼ばれる小径自転車でしまなみ海道を巡った二泊三日の旅のお話。

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2017しまなみ海道2日目 2017年5月21日(日)

本日の予定

今日はガッツリしまなみ海道を渡り尾道に宿泊する予定です。

自転車で走る距離としては、未体験ゾーンの約80km(これまで最長は約50km)。

昨日痛めた足でどこまでイケるのかイケないのか?不安マックスオリッ●ス!

 

ホテルバリ・イン ~ 尾道第一ホテル(宿泊)
自転車走行距離:約78km

【前半】どこまでいけるか不安とともにホテルを出発 多々羅大橋まで

朝、相変わらず足が重い。ただ、昨日もそうだったが、普通に平地を歩くのは大丈夫。階段を歩くと痛い。

自転車は漕いでみないとわからないが、途中で痛みだすのは間違いないだろうと思った。

『どこまでもつだろうか・・・』そんなことを思いながらホテルを出発しました。

たぶん今治の街なかだと思うけど、日曜の早朝だからか人も車もまだ少ない。

少し道を間違えながらも自転車に乗ってみた感想は『意外とイケるかも』だった。

しかし、今治駅の辺りを抜け、高架下の傾斜の緩い登り道に入るとその予想は間違いだったと気付く。

『こんなに緩い坂なのに、はやくも足が痛いんですけど!』

この時点で冷や汗がタラリ・・・不安マックスオリ・・以下省略。

まずいな~と思いながらコンビニで朝食と補給食などを購入し進むと、いよいよ来島海峡大橋へのアプローチの坂が見えてきた。

来島海峡大橋

もう行くしか無いでしょ!覚悟を決めて坂を登りはじめました。

ギアを軽くするためにギアチェンジをしたとたん、ガチャリ!と音がしてチェーンが外れました(T_T)

これまで一度も外れたことなかったのに・・・悪いことは重なるな~と思いながら自転車を止めチェーンを直してたら、自転車が倒れてきたのでとっさに支えました。

グサッ!! 人差し指に歯車の先端が突き刺さった~!

もう踏んだり蹴ったりです(泣)

メンテナンスは軍手をはめて行いましょう・・・。

 

ただ幸いなことに坂を登っても足の痛みは漕げない程ではありません。

無事、来島海峡大橋の姿を拝むことができました。

交通量の少ない静かな朝。

瀬戸内海の最高の景色の中、大島へ上陸します。

 

途中のコンビニで休憩。

足の状態が少しずつ悪くなっているのがわかる。

ただ、今回の計画は一時間で10km進めばよいので、ノロノロでも進んでさえいればいつかはたどり着けるはず。

なのでゆっくりでも良いのでとにかく進もうと考える。

 

コンビニを出発し、暫く進むとまた登り坂だ。

宮窪峠の最高点?

峠といえるのか微妙な感じの峠です。

普段ならなんてことのない傾斜ですが、痛めた足には確実にダメージが蓄積されます。

ここにもベンチがあったので少し休憩していく。

 

天気が良くて最高のサイクリング日和なのは間違いない。

足には不安がありますが、気分は良い。 雨だったらやめてたかもしれない。

伯方・大島大橋

しばらく進むと大島の東側の海沿いルートに。やがて伯方・大島大橋が見えてきました。

この頃から足の痛みが強くなってきます。橋の袂にスペースがあったのでそこで休憩します。

周辺には赤く熟れた野いちごが生っています!

何個か取って食べてみると甘くて美味しい~。

予想外の嬉しい収穫です。疲労回復に少しでも栄養になってくれたかなーと思いつつもなかなか出発できません。

気温も上がってきました。

まだ今日のルートの半分も進んでいない・・・膝のサポーターは朝から装着している。このままではヤバいのでここで奥の手を使います。

痛み止め(ロキソニン)を服用。

どれだけ効果があるかわからないけど、痛みに対してできることはこれぐらいしか無い。

これでだめなら自転車での旅を諦めよう。

 

出発してすぐに始まった橋への登り坂は短かった(ほっ)。

伯方・大島大橋を渡って、伯方島へ上陸。 道の駅 伯方S・Cパークでトイレ休憩。

大三島橋

すぐに大三島橋(おおみしまばし)への登り。

ここはけっこう長い坂だったのでまあまあキツかった。

でも初めてしまなみ海道を自転車で走ってみて思うのは、坂の加減が絶妙だなってこと。

辛すぎず楽すぎす、少し頑張ればなんとかなる坂がほとんどで、登った先の橋上の景色が坂の辛さと相殺されるので、また次の橋にも行ってみたくなる。

飴と鞭のバランスが絶妙です 笑。

大三島に上陸。

多々羅大橋を目指して東側の海沿いを走る。

走るのだが、この頃になると2km進んだら10分休憩しないとペダルを漕げなくなっていました・・・。

見えている多々羅大橋が遠く感じる。

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【後半】道の駅 今治市多々羅しまなみ公園から尾道第一ホテルまで

多々羅大橋

ようやく道の駅 今治市多々羅しまなみ公園に到着。

これでやっと今日の半分だ。まだ先は長い。

橋を眺めたり、

名物塩ソフトクリームを食べたりして、やや長めの休憩をとる。

しかし足の状態を考えると、そんなにゆっくりもしていられない。

私はナイトライドはしない(したくない)派だし。

あとは痛み止めの薬が効いているのならば、その間に少しでも進んでおきたい。

 

というわけで早々に出発。

いきなり始まる多々羅大橋への坂がけっこうキツイ!

だが、薬が効いているのか、あるレベル以上の痛みは感じない。痛いけど押して歩くほどではない。

大三島に上陸した頃から、右足はただペダルに乗っけているだけの状態で、感覚的にはほとんど左足だけでペダルを漕いでいる感じ。

左足がダメになったら終了なので、こまめに休憩しつつ多々羅大橋を渡り生口島に上陸しました。

多々羅大橋は愛媛と広島の県境で、橋の支柱の真下で手をたたくと真上の支柱に反響して音が響く 『鳴き龍』を体験できるのですが、疲れすぎてて見事にスルーしてしまったw 

生口島は西側の海沿いを走り、途中瀬戸田の街なかを抜けて、北側の海沿いを走るルートです。

比較的アップダウンが少ないので走りやすいのですが、かなり気温が上がって熱い。

油断せず進みます。

瀬戸田サンセットビーチを過ぎ、

高根島に渡るための高根橋が見えるところで右に曲がり瀬戸田の街なかへ。

瀬戸田の街なかはやはり観光客が多く道が狭いので慎重に進む。

 

瀬戸田高校の前で休憩。

道の向かいにも休憩所がある。

生口橋

遠回りするルートで生口島をぐるっと回ると、ようやく生口橋が見えてきた。

なかなかカッコいい橋だ。

 

生口橋を渡って、因島へ上陸。

ここで足だけでなく体全体の疲れを感じたので、生口橋のたもとの堤防で海を眺めながらおにぎりを食す。

下から見上げた生口橋は迫力があって格好良かった!

どうのこうの言いながら、ここまでおよそ60km弱走ってきた。残りは20km。

まだ油断はできないがこれならイケるかもと思うと元気が出てきた。

かなりゆっくり休息をとって再び出発。

 

すると海沿いから外れ内陸へ向かうルートになり、坂が始まった。

ゆるい坂がダラダラと続く感じだ。

疲れた体には堪えるがどうにかイケそうだ。

 

ようやく坂が終わりそうな地点で、自転車を押して歩く女性二人組を発見。

レンタル自転車でサイクリングしている観光客っぽい。

『がんばって』と声をかけると『ありがとうございます』とお返事があった。

普通のママチャリっぽかったので、この坂は大変だったでしょうね。

『お先に』と追い抜いて先に進む。

因島大橋

因島フラワーセンターの前にトイレがあったので立ち寄りすぐに出発。

そしてこの日最後の橋である因島大橋へのアプローチの上り坂は、距離は短いがおそらくこの日一番の傾斜だ。

最後の最後で疲れた体には一番キツかった。

それでもなんとか歩くことなく登ることができた。

たぶん痛み止めがよく効いてくれたんだろうと思う。それと、あと少しだという気持ちでがんばった。

 

因島大橋では自転車は橋の下を通るんですねー。

あとはフラットな道だけのはず。なんとかイケそうだ。

向島上陸!

因島大橋がメチャカッコいい!

公園で休憩。

この日最後に撮った写真がなぜか足の写真でしたw

なんとかしまなみ海道をミニベロで完走!

尾道への渡船場

あとは船で尾道に渡るべく渡船場を目指します。

すると途中の信号待ちで後ろにつくクロスバイクのお兄さんが現れる。自分はゆっくりしか走れないからそのうち抜いていくだろうと思ったが、なかなか抜いてくれない。

再び信号で停まったので『ゆっくりなので先に行ってください』とお願いしたが返事がない・・・。

不審に思いながらもゆっくり走り出すと、ピッタリついてくる。

無言なのがちょっとイラっときたので、怒りに任せて少しスピードを上げてもついて来る。

えっ?もしかしてこの小径車のおっさんにクロスバイクの若者がスリップに着こうとしてる?しかも無言で!?そう考えるとなんか腹が立ってきたので更にスピードを上げる。

すると、あれ?、、ついてこなくなった・・・。

スピード上げたけど自分も疲れてヘロヘロだったので、そんなに速くは無かったはずだし何だったんだ?もしかして私以上に疲れてたのかな?などと考えてると、渡船場に到着。

しばらくするとさっきのクロスバイクのお兄さんも到着。顔を見ると東南アジア系の方であった。

もしかしたら日本語通じてなかったのかもしれない、けどやっぱり無言でついてくるのは良くないよう。

 

渡船場の先客をみると、若い女性が二人。

なんと先程因島の坂で声をかけた二人組だった。

一人は広島で、その子を訪ねて横浜から遊びに来たもう一人。その子は今日横浜に帰るらしい。

「このあと食事でも」と声をかけそうになったが自分が汗臭い汚いおっさんだということを思い出しグッと我慢したw

それにしても、ママチャリの二人に抜かれた記憶が無いのだが、もっと近いルートがあるのかな?

 

そんなこんなでとうとう今夜の宿、尾道第一ホテルに到着!

自転車置き場が半地下みたいなところにあり、けっこう急な坂になっているのだが、そこを自転車で押して下るのに足に激痛が走る!

たぶん痛み止めの効き目が切れてきたんだと思う。

尾道観光に近くの寺に行ったけど、階段を降りるのに手すりを持ってゆっくりでないと足が痛くて降りられない!

人にみられたら「大丈夫ですか?」と心配されてしまうレベルw なので隣りにあったローソンで夕食と明日の朝食などを買い込んで、大人しくホテルに帰ってゆっくりしました。

とにかくしまなみ海道完走!

明日は知らん!

 

「3日目 呉」へ続く。

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