【星景撮影記】200223in島根 朝まで一晩中撮影。久しぶりに夏の天の川にも会えました。

撮影方法(星)機材

 久しぶりに雲のない夜が望めそうだったので、島根県までプチ遠征してきました。

 今回の目的は、24mmで狙う冬のダイアモンドと、明け方の天の川。そしてタイムラプス動画の素材撮影でした。

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撮影記 2/23-2/24 島根県太田市

 現地に到着したのはお昼過ぎ。ロケハンも直ぐに終えて特にすることがなかったので、夜に備えて車の中で仮眠を取りましたが、窓を締め切っているととにかく暑い。ただその割には上空はちぎれ雲が多数流れてる状況。多少霞んでいるのはしょうがないとしても、なんとか夜までには雲が無くなることを期待して待ちます。

 すると、夕方になるに連れ徐々に雲が消えていき、日が暮れる頃にはほぼ快晴に。低空には少し雲が見られますが、とりあえず第一標的のオリオン周辺には雲がなくなったので、予定通り撮影準備を開始しました。

野鳥撮影用の照準器を使って北極星導入

 さて、かねてから懸案の極軸合わせですが、この日は新たに秘密兵器を導入しました。

Bitly

 これは野鳥撮影用の照準器です。北極星の導入に使えないかと試してみました。カメラのフラッシュ取り付け部に付けて使います。オリンパスの製品ですが、汎用性がありEOS_Rにも問題なく取り付けできました。

 使い方は、
 ①まずはわかりやすい明るい星、もしくは遠くの灯りを北極星の代わりに北極星覗き穴に導入。
 ②照準器の照準を導入した星(もしくは遠くの灯り)に合わせます。
 ③そのまま照準を北極星に合わせれば、赤道儀の北極星覗き穴に導入完了!

  何もなく赤道儀の狭い穴に暗い北極星を入れるよりは、かなり楽にできたかなと。 私も含め初心者の方や目が良くない方には有効だと思います。将来的に焦点距離を伸ばして天体導入を行う時も、役に立ってくれそうです。

この夜のスケジュールと使用機材

 赤道儀関連で以下の機材を、この夜から新たに投入しました。

ユニテック 追加用「バランスウェイト」
ユニテック バランスウェイト・シャフトセット(抜け止めビス付き)
ユニテック テーパーアダプター太ネジ
ユニテック アリミゾキャッチャー・ローレットネジ仕様
ユニテック テーパーキャッチャー
ユニテック マルチ赤緯ブラケット
Neewer パノラマ三脚ヘッド
マルチ赤緯ブラケット(画像はネイチャーショップKYOEIさんよりお借りしました)

 これまでは赤道儀に自由雲台を直付けしていたため、可動範囲が狭くて”不自由雲台”になっていたのが、マルチ赤緯ブラケットに付けることで、かなり改善されました。

①星野写真
 24mmで冬のダイヤモンドを狙いました。薄明が終わる19:30頃から約2時間撮影予定でしたが、露光時間を間違えて一時間余計に撮ってしまった。2分(120秒)とするところを1分20秒(80秒)と設定してました(;´д`)

EOS_Ra(カメラ)、SIGMA Art 24mm F1.4 DG HSM(レンズ)、SWAT-310V-spec(赤道儀)、 マルチ赤緯ブラケット 、 Neewer パノラマ三脚ヘッド【Amazon】(カメラを付ける雲台)、HUSKY ハスキー3Dヘッド(三脚に付ける雲台)、三脚は多分Velbonの三段(詳細不明)

②星景写真
 星野写真の撮影とは別の場所に移動し、明け方の天の川を狙いました。夜の2時ごろから準備を初め3時頃から撮影開始で、薄明の始まる5:20頃まで撮影する予定でした。時間が空くので仮眠を取るつもりで携帯のアラームを1時にセットして横になったのですが・・・案の定起きることができず、目が覚めたのが3時!慌てて飛び起きて撮影したのですが、予定よりかなり撮影時間が短くなってしまいました。・゚・(ノД`)・゚・。

撮影機材はレンズをRF24-105mm F4 L IS に 、カメラを取り付ける雲台をBH40LR2(自由雲台) に変えて、あとは上記と同じ。

③タイムラプスの素材撮影
 ①②を撮る間に撮影。最後は32GのSDカードがいっぱいになり撮影終了。約900枚撮れました。枚数を増やすために前回よりも5秒露光時間を短縮し15秒で撮影しました。

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良かったこと、悪かったこと

撮影日:2020/02/23 撮影機材:Canon EOS R/RF24-105mm F4 L IS USM
焦点距離:24mm 絞り:F4.0 ISO:6400 露光時間:15秒

What was GOOD

・前述したとおり、マルチ赤緯ブラケットを使用することで自由雲台の可動範囲が広がり構図の自由度が上がりました。それと野鳥撮影用の照準器も北極星の導入に使えることがわかりました。

What was BAD

・撮影計画は皆さん事前にある程度調べて撮影に望んでいると思います。もちろん私も、事前にPCで調べた情報をメールで携帯に送信して、現地でそれを見ながら撮影するというスタイルでやってます。

 今回もいつものようにメールを開いて、添付したステラナビの星景予定画像を開こうとすると、圏外のため画像が開けませんでした。一旦電波の届く場所で携帯にダウンロードしておけば良かったとあとから気が付きました。

 わざわざ電波の届く場所まで移動する時間も無かったので、今回は頭に残ったおぼろげな記憶を頼りに撮影することに。結果的には無事に撮影できたと思われますが、結構焦りました。特に地上と星野を合成する星景写真では少しのズレで絵が変わってくるので、以後気をつけよう。

 ノートPCがあればステラナビゲーターを外でも使えるので解決するのですが・・・。先立つものが・・・。

今後書く予定の記事

 この日の撮影について、以下のことを記事にする予定です(予定はあくまで未定です)。
 アップしたらここにリンクを貼ります。

・(星野写真)24mmで撮る冬のダイヤモンド

・(星景写真)三瓶山と天の川

・(タイムラプス動画)

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