【星景】三瓶山と春の天の川 浮布池にて

 先日撮ってきた星景写真を仕上げるべく頑張ってますが、ホントに色々やることが多くて大変です。撮影回数も月に1~2回程度と少ない。なので前回やった画像処理のやり方をすっかり忘れています!

 しかもまだまだ知らないこと、初めてのことも多くて覚えてられない!そんなこんなでブログも更新できない!もっとブログの更新頻度をあげたいのだが、この調子だと無理だなあ。

 今回は、下の記事↓で書いた星景写真が仕上がったので紹介します。

 なにげに人生初の、赤道儀を使った星景写真です!

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撮影詳細

撮影日時:2020年2月24日(月)3時~5時半ぐらい

撮影地:浮布池展望台

 三瓶山と天の川が撮れる場所を探して辿り着いたのがここです。ここから見る三瓶山は真東より若干北よりになるので、天の川の一番濃い部分とはコラボできませんが、男三瓶山と子三瓶山の親子三瓶山と北アメリカ星雲のコラボができそうだったのでここに決めました。

 夜の撮影中は予想通り誰もいませんでしたが、日曜日のお昼にロケハンしたときも誰にも会いませんでした。人気が少ない割には周辺は草が刈られ綺麗だったので、一人でマッタリするには良い場所です。

 北側に高い木があるので、場所によっては北極星と木が微妙に被るかもしれません。周りが木に囲まれているので夜はかなり暗いです。

駐車場について

浮布池展望台:グーグルストリートビューより

 駐車場として整備されている場所はありませんが、写真のように路肩の広い場所や展望台(東屋のある場所)にも数台分のスペースがあります。夜中に大人数が訪れる可能性はほぼない場所なので十分です。

画像処理の流れ

1.RAWファイル(CR3)をLightroomでTIFファイルに変換。
 ※ホワイトバランス調整とレンズプロファイル(周辺減光、歪み補正)を実施。

2.画像のコンポジット
 A.地上(前景)画像
  ①で撮影した画像を、地上風景に位置を合わせ(つまり何もしないで)加算平均する。
 B.星野画像
  ②で撮影した画像を、星に位置を合わせてσクリッピング加算平均する。

 ※ステライメージ8を使用。Bは最初に4枚ずつ合成し、次にできた6枚を合成した。

3.星で位置合わせしたスタック画像BとCはサイズが小さくなった(6660×4438)ので、A画像(6700×4480)とサイズを同じにして位置も合わせる。
 ※そうしないと再現性のないただの合成写真になってしまう。

4.フォトショップで画像処理&合成

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できあがり

撮影設定等

機材:EOS_Ra(カメラ)、RF24-105mm F4 L IS(レンズ)、SWAT-310V-spec(赤道儀)、 マルチ赤緯ブラケット 、 BH40LR2(自由雲台)(カメラを付ける雲台)、HUSKY ハスキー3Dヘッド(三脚に付ける雲台)、三脚は多分Velbonの三段(詳細不明)

前景:ISO3200 31mm F4.0 120秒*13枚 総露光時間26分
 赤道儀を止めて撮影。
 寝坊して予定枚数撮れず。・゚・(ノД`)・゚・。

星野: ISO3200 31mm F4.0 120秒*24枚 総露光時間48分
 追尾撮影。
 31枚撮影したがスタックがうまくいかず、結局24枚しか使用できなかった。・゚・(ノД`)・゚・。

ガイドは上手く行ってたのになぜスタックがズレるのだろう?レンズの歪みが原因?だったらもっと望遠ならズレない?うーん、わからん。

作例:親子三瓶山と昇ってきた天の川

親子三瓶山と昇ってきた天の川

 左が男三瓶山、右が子三瓶山。

悪い点

・本当は雪景色を期待していたんですが、まだ2月の下旬なのに山頂にも雪がほぼ無いという驚きの景色でした。暖冬にもほどがある!

・予定では天の川がもう少し上の位置から撮影を始めるはずだったが、雲が出そうな雰囲気だったので焦って撮影開始を早めてしまい、低い位置になってしまった💦(雲は山の上に出たけど天の川には被らなかった)。

・星雲の色が思いの外、紫色になってしまった。というか低空は光害のカブリがあり、星野のホワイトバランスを保ちながら強調していくのがとてもむずかしいのがわかった。

・仕上げるのに時間かかりすぎ。とにかく各工程でいちいち問題発生するからちっとも進まない。

良い点

 いや、初めて赤道儀使っての追尾地上星景、まあ悪くないっしょ、というのが自己採点。いろんな課題はあるものの、とりあえず公開できるレベルには仕上がったかなと。

次の目標

 なんとか地上絵を雪景色で撮りたい。チャンスくるかな?

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