【星景】麦畑の向こうに斜里岳。その上に立ち上る天の川を撮ってきた。

密かに集めたいと思っている山(百名山)と星空(天の川)のコラボシリーズ。今回の斜里岳とのコラボはその第二弾となります(第一弾はこちら)。

できればコンプリートしたいけどまだまだ先は長いです(笑。

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撮影記

2019年6月25日(火)

人生初の三夜連続星景写真撮影となりました。

函岳の星空の感動が冷めやらぬこの日のうちに、次の目的地を目指します。
300km強を全部下道で大移動となるわけですが、本州の同じ距離とは違い、信号も数えるほどしかないのでとても楽です。

とは言え、斜里岳の麓に到着したのは夕暮れ時。
事前にグーグルマップで撮影地のだいたいの目星は付けておいたのですが、現地でのロケハンの時間が殆どない状態での撮影となりました。

撮影したのは9時から11時半。空気はやや霞がかっていて、すっきり雲のない時間も少なかったのですが、それでもなんとか斜里岳と天の川のコラボをゲットできました。

 

撮影地

来運と呼ばれる地区になります。

辺りは畑に囲まれていて、遠くに街灯や民家の灯りが見える程度。肉眼ではほぼ真っ暗な場所でした。
道路脇で撮影しましたが、車の通りもほとんどありません。2時間の撮影中、2台ぐらい通ったかな?って感じです。
なので暗さは申し分ありません。

おそらく害獣対策だと思いますが、定期的に発砲音が響いてました。最初は鳴る度にビクッとしてましたが、そのうち慣れて気にならなくなりました。

斜里岳の反対側は海側になりモヤッていたのもありますが、そちらは光害の灯りがけっこう明るかったです。

 

作例

●全て一枚撮り。ソフトフィルター不使用です。

撮影日:2019/06/25 撮影機SONY α7s/TAMRON SP 15-30mm F2.8 Di USD
焦点距離:15mm 絞り値:F2.8 露光量:30秒 ISO3200

 ちょうど空が完全に暗くなる9時頃に雲が晴れてくれて、東の空に天の川が横たわっていました。
 まずは道の奥に見える夏の大三角を撮影。フィルター不使用なのでわかりにくいですが、薄目で見るとわかりやすいかも。

 

撮影日:2019/06/25 撮影機SONY α7s/TAMRON SP 15-30mm F2.8 Di USD
焦点距離:15mm 絞り値:F2.8 露光量:30秒 ISO3200

続けて斜里岳方面も晴れてきた。ちょうど天の川の部分だけ雲が無くなってくれました。
斜里岳から天の川が立ち上っています。

山の左側の地上の光は何でしょうね?

 

撮影日:2019/06/25 撮影機SONY α7s/TAMRON SP 15-30mm F2.8 Di USD
焦点距離:15mm 絞り値:F2.8 露光量:30秒 ISO3200

その後一旦雲が出てきて撮影中断。しばらくすると11時頃に再び雲が晴れてきて見事な天の川が現れました。
待っててよかった!

さっきより天の川が南に移動して立ち上がってきました。
斜里岳のてっぺんに雲がたなびいて、まるで噴煙を上げているみたいです。

 

車中泊地

道の駅パパスランドさっつる

撮影地から車で20分程移動。時間は正午頃で平日だったとはいえ、その間すれ違った車は2台。
ここの道の駅の周辺はまあまあ建物があるにもかかわらずこの車の少なさにはビックリしました。

にもかかわらず駐車場は車中泊の車でほぼ満車だったのは更にびっくりしました。

駐車台数は約80台で、フラットで傾斜もなく寝やすい駐車場です。道路沿いにも関わらずほとんど車通りが無いのでとても静かでした。
パパスランド温泉もあります。

ここからの斜里岳の姿も見事でした。

 

あとがき

遠くの山の夜の景色はどうしても暗くなってしまうので、できれば雪が残った時期に撮るのがベターなのかもしれません。それかやっぱり明るいレンズ・・・。

 

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