【星空撮影記】200321 大分九重まで往復700キロを日帰りして天の川を撮影してきました。

 先週末はせっかくの三連休なので、いつもより少し遠くに遠征を考えてました。

 第一候補は、中国地方で唯一の百名山である”伯耆大山”と天の川の星景写真。雪がある今のうちに撮りたい被写体です。ただ、SCWで確認すると肝心な明け方前の時間帯に、鳥取県だけ雲が出そうな予報だったので諦めました。

 第二候補はひと晩中雲が全くない真っ暗な空が期待できそうな九州地方。遠いのでちょっとでも雲が出そうな予報だと逡巡してしまいますが、金曜から土曜にかけては雲が出る気配がない完璧な晴天予報だったので安心して遠征できました。

 というわけで行き先は大分県の九重町。三俣山と天の川の星景写真を撮りに行ってきました。

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撮影記 2020/3/21(金)~3/22(土) 大分県九重町にて星景撮影

撮影日:2020/3/22 撮影機材:Canon EOS R/RF24-105mm F4 L IS USM
焦点距離:35mm 絞り:F4.0 ISO:2000 露光時間:74秒
※追尾撮影の一枚をLightroomで現像

 初めて東九州道と大分道を通りました。私の中では東九州道は途中が繋がっていないイメージだったのですが、九重までは繋がっていました。往路は夜中で周りの景色は見えなかったのですが、帰り道に見た由布岳辺りの景色は素晴らしかったです。

 本当なら明るい内にロケハンして撮影に望みたいのですが、最近はいつも撮影開始予定のギリギリの時間に到着するので当然辺りは真っ暗でぶっつけ本番になってしまいます。今回も1時ごろからの撮影開始で到着したのが一時間前でした。

 ただ、これで赤道儀を使っての撮影は4回目です。初めての時はどうなることかと思った(んで結果失敗した)極軸合わせも、前回でなんとなくやり方が確立できたので今回もそれほど手こずることもなく、その他の準備も滞りなく済ませてなんとか予定時刻に撮影開始できました。

 この日は薄明が始まるのと月の出が同時刻の4時43分でした。そこで撮影を終了し機材撤収後直ぐに帰途に付きました。湯布院ICから高速に乗り上毛PAで二時間ほど仮眠。自宅に到着したのが13時ぐらいだったので、出発してから24時間以内の日帰り遠征となりました。

 三連休中日にしては心なしか車が少ない印象でした。コロナの影響ですかね?なので帰りのドライブが思いの外快適で、ハードなスケジュールの割には快適な遠征となりました。

撮影地について

 例によってグーグルマップとステラナビゲータでエアロケハン&シュミレーションして場所を決めました。今回の撮影場所はただの道端で、駐車スペースもあるわけではないので詳細は書きません。私は路肩の広い場所に止めて、そこから機材を背負って少し歩きました。

 当然人が集まるような場所ではないので、のんびり一人で撮影できるな~と高(たか)をくくってたらなんと夜中3時ぐらいに車が二台現れてビビりました💦だってその車が止まった場所は路上だったので。地元の走り屋かヤンキーかと思って気配を殺してw様子を伺っていると、聞こえてきたのは年配の数名の声でした。

 どうやらその方たちも星を撮りに来たみたいで少しホッとしましたが、三脚を路上に広げて撮影を始めたのには驚きました。いくら真夜中で交通量は皆無とは言え、とても危ない行為ですし明らかなマナー違反ですよ。たぶん一人ひとりは悪い方ではないと思いますが、集団だからなのか年齢のせいなのかそういう判断ができなくなるのですかね?

 まあ、集団になるとその場をしらけさせたくないがために、個人的には悪いと思っていても言い出せなくて加担してしまうってことはあると思います。私があまり人とつるまないのはそうなるのが嫌だからという理由もあったりします。

 話が逸れました。空の暗さですが東方面がやや明るかったです。おそらく大分市の灯りと思われます。目的の天の川方面(南東)は十分な暗さだったので問題ありませんでした。

あとがき

 取り急ぎ、試し撮りした追尾撮影画像を上げておきます。露光時間74秒。前景は動いているのでぼやけてますけど、これぐらい暗くて見えていない感じが、実際の景色に近いような気もします。これはこれで悪くない。

 35mmで撮る三俣山と夏の天の川

 近日中にアップ予定。

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