今日は一日フェリーの上。
北海道の苫小牧に到着するのは夜の8:30。北海道上陸後はいきなりのナイトランの予定。
おそらく真っ暗な北海道の夜の道。海沿いなので道が悪い恐れもあるし、動物出てきそうだし、不安しかない(´Д`)
沼の端駅へたどり着いたらそこからは各駅停車で千歳まで輪行。駅前のホテルで一泊します。
自転車走行距離 約15km
2018年6月23日(土)
敦賀新港から苫小牧東港へフェリー旅
フェリーでお目覚め。
雨が降っているようだが、波は穏やかだ。これなら酔い止めの薬を飲む必要ないかな。
朝から重大なミスが判明する。
GPSログを記録するための腕時計、ガーミンの充電コードを忘れてしまってた・・・orz 普段ランニング時も使用してはいるが、本来GPSログが記録できる高価な腕時計を買った目的は、こういう旅の記録を残すためだったのに・・・。
充電ができなければ2~3日で使用不可になるので、全行程の記録は不可能となった。残念だけど、ガーミンは封印しこの旅のログは記録しないことにした。ショックだが、旅をするにはなんの問題もないのが不幸中の幸いだと思うべきかもしれません。これがタブレットが充電できない!なんてことになってたら終わってたからね。
気を取り直してフェリー内を散策。
トイレが綺麗。コインランドリー完備。カップラーメンコーナーもある。全体的に新しい印象。
この旅ではコインランドリーの存在がとても気になる。
過去、北海道の旅は全て車中泊だった。一週間程度なら車に着替えをたくさん積んでおけば洗濯の必要はなくなるので、コインランドリーがどこにあろうが気にもしなかったが、今回の自転車旅では荷物も制限され着替えも少ないのでどこかで洗濯をする必要があるからだ。
結局コインランドリーは使わなかったけど。(全て手洗いしたので)
12:00 船内のレストランで豚丼を食す。味噌汁と漬物が付いて¥1000也。
昼食後、デッキに出てみる。
お天気は曇り。フェリーの現在地は男鹿半島(ずっと”おじか”だと思ってました。”おが”だそうです。)より北にいるはずだが、意外に温かい。
フェリーほど快適な乗り物はない。自転車はおろか車も一緒に運んでくれるし、列車や飛行機のように席にずっと座っている必要もない。その分移動時間はかかるけど、のんびりな自分にはピッタリの乗り物です。
ただし、やっぱり暇なのも事実。時間を潰すため、荷物にはなるけど売店で本を買ってみた。
あまり本を読まない私ですが、『吾輩は猫である』はずっと読んで見たかった本なのです。
中学の国語の時間。この本の一節が教科書に乗っていてそれを本読みさせられたのだが、内容が面白くて笑ってしまってまともに読めなかった。それ以来ずーっと読んでみたいと思いつつ、本を読む習慣のない私の人生で実現することはなかったのだが、売店でこれを発見して思わず購入してしまった。
文庫本なので小さいのだが、ページ数は結構多め。なるべく薄くて軽いほうが良かったけど、まあホテルでも暇な時に読めると考え購入。だが、結局これ以降この旅で読むことはなかった。
海を眺めながらソファで読書
2時間ほど読書したあと、お風呂に入ることにしました。
フェリーのお風呂は乗船してから到着の2時間ぐらい前まではいつでも入れます。おそらくですが、ほとんどの人が乗船後にすぐ入るか、翌日の朝から午前中に入る人がほとんどだと思われます。なので昼間の午後の時間はほぼ誰もいないことが多いです。
人見知りの私はいつもその時間を狙ってお風呂に入ります。船の上なので”大浴場”とは言えそこまで広くはありませんが、水平線を眺めながら浸かる湯船は最高です。今回も狙い通り誰も人がいませんでした。本を読んでいる時に冷房の寒さで少し頭痛を感じていましたが、それも治まり快適なお風呂となりました。
だから大好きなんです、フェリーのお風呂。
サウナも露天風呂もありますよ。
18:00 下船の時間も近づいて来ましたが、その前に夕食タイム。おかずを選ぶバイキング的な感じ。ハンバーグをメインにして¥1300也。
その後、デッキに出てみると偶然にも丁度恵山のそばを通過する時間でした。
函館の東側にある火山で、3日後に登山する予定です!
この山を見たとき、これからここまで果たしてたどり着けるのかという不安と、北海道にやってきたという実感が湧いてきて、妙にテンションが上りました(笑
3日後お世話になります!
それにしても、膝下パンツとモンベルの薄いウインドブレーカーでは寒い。天気予報は曇りですが、雨が降る可能性もありそうなので、北海道上陸後はカッパの上を着用したほうが良さそうです。
いよいよ北海道上陸!
20:30 フェリーは定刻どおりに苫小牧東港へ到着。
下船は自転車が一番のようです。自転車は私だけ。バイクのライダーたちの視線を一身に浴びながらの下船はこっ恥ずかしい感じ。道の隅に自転車を一旦置いて、ルートを確認後、自転車ライトとヘッドライトをダブルで点灯させ北海道の暗闇に突入です。
車中泊旅をしたときもなるべく夜は走行しないで済むように計画を立てていました。知らない道での夜の走行はできればやりたくないのが本音ですが、フェリーを使って移動する限りはどうしても避けられません。なのである程度は覚悟はしていました。自転車の方は少なくともライト2つは用意したほうが絶対に良いです。私も今回ヘッドライトを用意しておいて非常に助かりました。
しばらくはフェリーから降りた車が走っていたのですが、その内に誰もいなくなります。真っ暗ではなく遠くに工場か街の明かりが見えるので、山岳地帯よりは明るい気がします。とは言え、案の定目の前を動物が横切ったり(しっぽの大きさからして狐っぽい)してビビる(笑
海のそばの道なので暗闇から波の音が聞こえてくるのですが、それがまた怖い。どこかの国の船に拐われてもおかしくないな~などと考えるとますます怖くなって、思わずスピードが上がってしまいました。
海沿いの真暗な道を抜けセイコマを見つけた時の安心感半端ない!
このセイコマまで来たら、目的地の沼の端駅(ぬまのはた)までは街でした。人の気配がある道はやっぱり安心です(昼間はうっとおしいですが)。
21:30 途中、雨が降ってきて結構焦りましたが、なんとか駅まで到着。暗闇が怖かったのと雨が降ってきたせいでペース早めだったので予定より30分早く到着してしまいました。
到着したのはどうやら駅の裏口だったらしく、閑散としています。駅の扉を開け(駅に扉があるのは北海道など寒い地方の特徴なのかな)雨に濡れない屋内で自転車を袋詰します。この作業にももう慣れました。当初の予定では22:28発の電車に乗る予定でしたが、21:44発に乗ることができそうです。
千歳までの切符を買って、無事電車に乗り込みました。
22:30 千歳第一ホテルに到着。
自転車は玄関先の屋根がある場所に置かせてもらいました。
まずまず綺麗な部屋でした。お風呂に入って0:00に就寝。
明日はいよいよ、本格的な自転車旅&登山の予定です。
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