北海道上陸後2泊目は初山別天文台の近くの駐車場で車中泊しました。
ここには今回で3度目の訪問となりますが、何度来ても良い場所です。
車中泊をした場所は高台にあり眺めも良好。トイレはもちろん、温泉もあります。
幹線道路からは離れているので夜は静かだし、こんなに良い所なのに車中泊する人が少ない(キャンプ場は混雑してますが)。お気に入りの場所ですが、今までタイミングが合わなくて私もこの場所で車中泊をするのは初めてでした。
この日は曇りで星空は微妙な天気予報でしたが、SCWでの予報どおり雲が薄くなる時間帯があったので明日の本番(函岳)の前の練習も兼ねて星空撮影に臨みました。
撮影記
2019年6月23日(日)
午前中の金浦原生花園での野鳥(ノビタキ)撮影を終え、午後からは初山別でまったりと夜のためにロケハンをしたりお昼寝したり。
夕方前の太陽を見て、今日は焼けそうだな~なんて思ったりもしてましたが、その後お昼寝してしまって肝心の海に沈む夕日は見ることができませんでした。
お昼寝して慌てて起きて車の中からなんとか撮った写真がこれです↓
慌てて撮った割には良い雰囲気の写真が撮れました。
SCWでは夜には雲が晴れる時間帯があるとの予報でしたが、夕日の写真を見てもわかるように、日中は結構雲の量が多めでした。
特に天の川が現れる東から南にかけての空には最後まで雲が残っていてやきもきしました。快晴とまではいきませんでしたがなんとか撮影できるぐらいに雲が晴れてくれました。
撮影地(車中泊地)
しょさんべつ天文台駐車場
車中泊
下の地図をご覧いただければわかるように、天文台から東南方向に細長い駐車場があります。
私は天文台から一番離れた駐車場の端に車を停めて、その場所で星景撮影をしてそのまま車中泊しました。
人見知りな私はいつもトイレが近くにあることよりも、人の気配が少ないことを優先して車中泊の場所を選びます。なので今回も駐車場の一番端っこに車を停めましたが、トイレは天文台の近くにあり、そちらには3台ほど車中泊と思われる車が泊まっていました。
前述したように温泉も徒歩圏内にあり車中泊にはとても快適な場所だと思います。
難点をあげるとすれば、食料の調達場所が限られていることですが、セイコーマートが車で5分ほどの場所にあるので個人的にはそれで十分です。
駐車可能台数:100台以上
トイレ:24時間使用可能
撮影地
初山別での星景撮影地として有名なのは、金比羅神社の海中鳥居なのですが、季節的に天の川と絡めるのは難しい方向になるので今回はパス。西側に天の川が立ち上がる秋にもしここを訪れることがあれば、チャレンジしてみたいです。
本当は天文台と天の川を絡めて撮れれば良いなと思ったのですが、天文台近くの外灯照明がむちゃくちゃ明るい!!ちょっと自分の撮影技術ではうまく撮れる自信がなかったので諦めました。
せっかく事業計画にも”星のむら”づくり推進を謳っているみたいなので、明るい照明は止めていただければと思いました(もしかしたら夜の遅い時間には消えるのかもしれませんが)。
作例
こうしてみると私の星景写真の現像は相変わらず暗めですね。これでも一応星は強調しているつもりなんですけど。夜の暗い雰囲気を壊さない程度に星を強調しようとすると、こうなってしまいます。
それにしても、北海道で星を撮るのは3年ぶりでしたが、やはり本州の星空とは全く違いました。この場所は思ったよりも光害が明るかったのですが、星は肉眼ではっきりと見ることができました。北海道の空気中の不純物が少ないおかげだと個人的には感じます。
●全て一枚撮り。ソフトフィルター不使用です。
東の空。ソフトフィルターをしていないのでわかりにくいですが、ちょうど夏の大三角が見えています(縮小画像のほうがよくわかります)。
北の空。この方向は建物の照明があるうえに、海から霧が立ち込めていました。
右上に見える星は、はくちょう座のデネブかと思われます。
東南方向は最後まで雲が残っていました。施設の照明のおかげで何もしなくても木々が見えるほど明るい場所でした。
この日は23時半頃に月が東から上ってくるので、その前に撮影終了となりました。
あとがき
考えてみると、星景写真撮影は約3ヶ月弱ぶりでした。この翌日の函岳での星景撮影がこの旅のメインコンテンツだったので、その前に撮影の仕方を思い出すことが出来て良かったですw
正直言うと、星景写真的には風景が微妙な場所でした。
やはり天文台周りの照明を暗くしてもらって天文台絡みか、金比羅神社の鳥居を絡めるのがベターかも。
やっぱり秋に訪れるしかないかな。
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