ミニベロと呼ばれる小径自転車でしまなみ海道を巡った二泊三日の旅のお話。
2017しまなみ海道3日目 2017年5月22日(月)
本日のルート
スタート:尾道第一ホテル ~ ゴール:呉中央桟橋ターミナル
走行距離:約83km
呉を目指して尾道を出発
早朝、天気は快晴。今日も暑くなりそうだ。
昨日コンビニで買っておいたおにぎりとなめこの味噌汁を食して早々に出発。
平日だからなのか朝が早いからなのか交通量はまだ少なく、気温も涼しいさわやかな空気の中三原市街を抜けて、海沿いの国道185号線に入ります。
須波港で最初の休憩。
この港からはしまなみ海道の生口島や、うさぎで有名な大久野島への船が出ている。
ひと気のないところで水分補給しながら足の様子を見る。
今日は出発前に痛み止めを服用したので、痛み感じるものの思ったよりペダルは踏める気がする、とここまでは感じていたが、、、
造船所らしき場所を過ぎたところに開けた場所があったので休憩をとる。
ここまでスタートから30km。この辺りから昨日と同じような足の状態になり始める。
2~3kmに一回休憩しないと辛い状況だ。
時間はたっぷりある。昨日と同じく無理はしないでゆっくり少しづつでも進めれば良い。
これ以上痛みが出ないことを祈りながら先に進みます。
この「さざなみ海道」、自転車道っぽく名前がついているがただの道路である。
路肩が狭い道が大半なので「しまなみ海道」的な気持ちよさを求めるのは難しい。
途中、「とるぱ」と呼ばれるパーキングを発見。
トイレが併設されているのはありがたい。
自転車用に作られたものでは無いと思うけど、こういう施設はどんどん増えて欲しい。
基本的には坂らしい坂は殆どないさざなみ海道だが、竹原市街を抜け吉名と呼ばれる辺りから坂が始まりました。
とはいっても、傷んだ足でもなんとか越えられる程度の緩やかな傾斜がダラダラと続く感じの坂でした。
痛み止めも効いてくれているようで、なんとか坂を登りきります。
それを下ると再び海沿いの安芸津市街を抜けるのですが、この辺りはとても路肩が狭く走りにくい区間でした。
安芸津市街を抜けたところにパークングエリアがあったので休憩します(52km)。
このあたり、意外と街ですね。正直走りにくいです。
ここまで休憩以外はどこにも寄ることなく、ただひたすらにペダルを踏んできました。
痛めた足も昨日同様、一定レベルの痛み以上にはならないのでなんとか走り続けることができています。
ただ、天気が良いのでかなり気温が上がってきたせいで、かなりバテてきました。
さっきコンビニで買ったお昼ごはんを食べたかったので、炎天下ではありましたが安芸津市民グラウンドの側でお昼休憩をとりました。
本当は影の下で食べたかったけどいい場所がなかった、、、
向かいの山に「万」と書いてある。何なんだろう・・・。
かなり長い間ゆっくりして足の回復を図ってから出発です。
広い場所があれば休憩をとる、、そんな感じでゆっくり進みます。
海はおだやかで美しい。
平日なので交通量が少ないのが素敵。
それとトンネルが少なく、あっても短かったり路肩がしっかりあったりで怖いトンネルは無かったのも良いですね。
暑い!たまらず今はなきファミリーマート安浦中央町店のイートインでアイスを食す。
足も体もかなりやばい。
この後、川尻ってところの手前でちょっとした峠があるのですが、ここは押して歩きました。
平坦道ではなんとかなるのですが、傾斜が体感7%ぐらいになると踏めなくなってました。
たぶん今日のルートで一番傾斜がある坂だったと思います。
ホントにさざなみ海道がフラットな道で良かった・・。
下り道の木陰ですかさず休憩。
左に曲がれば安芸灘大橋。とびしま海道への道となります。
※コロナが落ち着いたら近いうちにテント泊で訪れてみたいと画策中。
呉市街に近づくにつれて、次第に交通量が増えてきました。
残り10kmほど。ゴールは目前だ。
広には知り合いがいるので連絡してみると、会おうということになりマックスバリュで待ち合わせ。
買ったフルーツをイートコーナーで食べながら、しばし談笑後、再び出発。
実はこの時、足の痛みがひどくなってきていた。そろそろ朝飲んだ痛み止めの効果がなくなってきたようだ。
ただもう距離が少ないから大丈夫だろうと思って、痛み止めを飲まないで再出発したのだが、すぐに痛みでペダルを踏めない状態に。
そればかりか、自転車を止めて足をつくのも痛くて辛いレベル!
これはやばいと近くのコンビニの駐車場で、痛み止めを服用しました。
この時に痛み止めってすごい!と実感。これがなかったら間違いなく完走できてなかったと今でも確信しています。
薬が効くまでしばらく待機してから、今度こそ呉のフェリー乗り場を目指して進み始めました。
そして、、、
ついに到着!!
近くには大和ミュージアムもありますが、拝観する余裕はありませんでした。
フェリーのきっぷと今日二個目のアイスを買って食す!
うまー!
フェリー乗り場から現代の船を見ながらしばし佇む。
広島行の帰りのフェリーは平日の昼ということもあり、とても静かで快適な船旅となりました。
3日間走りきったという充実感に浸りながら、帰途につきました。
今回の3日間の旅を終えての感想
完全に自転車舐めてました。
いちおう40km/月(一週間10km)のランニングを二ヶ月ほどやってましたが、自転車のトレーニングは一切やってませんでした。
元々体力のない私のような人間には無謀でした。
ただ、そのおかげでこの一年後に北海道を自転車旅するときには、事前にたっぷりトレーニングしてから望むことができたので、予行演習の意義は十分果たせた旅だったとおもいます。
でも今気がついたんですけど、
3日間限定で話をした場合、北海道自転車旅では最長で183kmでした(3~5日目)。
対して今回は3日で211km。
つまり、たいしてトレーニングしてない初めての長距離自転車ツーリングだったこの時が人生で(三日間)最長距離だったということですね!
そりゃ足痛くなるわ。
結論。
体弱い人が自転車旅するときは、痛み止めと輪行袋は絶対に忘れるな。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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