LA-EA3の三脚座とクランプが干渉してL型プレートが使えなくなる問題を解決する方法。

機材
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自分がミラーレス一眼カメラを購入してまだ間もない頃のことなので、話題としては古く、この解決法に一体どれだけの人の需要があるのか甚だ疑問ではありますが、少しでも困っている人のためになったら嬉しいので記事にします。

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ソニー純正マウントアダプターLA-EA4がクランプに干渉して、L型プレートの雲台固定ができない!

使用機材の解説

自分が主に星景撮影に使用する機材で起こった問題です。
まずは使用機材について簡単に説明します。

・カメラ:α7S【Amazon】(Eマウント)
・レンズ:TAMRON SP 15-30mm F2.8 Di USD【Amazon】(Aマウント)
・L型プレート(アルカスイス互換)
・マウントアダプター:SONY マウントアダプター LA-EA4【Amazon】

これらを全て組み合わせた状態が上の画像になります。

問題は赤丸で囲んだマウントアダプターLA-EA4の出っ張り(三脚座)です。

マウントとマウントアダプター

カメラにレンズを装着するには、ものすごく簡単に言うとカメラに開いてる穴っぽこにレンズの根本を合体させるわけです。その結合部分がマウントと呼ばれる部分で、そこが同じでないとカメラにレンズが装着できないということです。

そのマウントの違いを埋めるのに使用するのが、マウントアダプターと言われるものです。

今回私の使用機材では、レンズ (TAMRON) がAマウントに対しカメラ(α7s)がEマウントと異なるため、マウントアダプターLA-EA4を使用することになりました。

L型プレート

L型プレート装着イメージ。赤枠部分がカメラ本体になります。

L型プレートはカメラ本体に装着し、それを雲台(クランプ)に固定することで、縦位置でも横位置でも素早く切り替える事が可能になる便利なグッズです。

ただしL型プレートを雲台に固定するには、プレートを挟み込んで固定するクランプと呼ばれる機材が雲台に装着されている必要があります。

クランプと雲台

・雲台:BH-40 LRⅡ(自由雲台アルカスイス互換)

私が使用しているReally Right Stuff(リアリーライトスタッフ)製の上記雲台にはクランプ(画像の青丸)があるので、プレートを挟んで固定することができます。

アルカスイス互換

プレートとクランプ(雲台)は規格が同じでないと上手く固定できません。

様々な規格があるようですが、初心者はとりあえず「アルカスイス互換」とか「ARCA」と書いてあるものを選んでおけば大丈夫です。

LA-EA4の三脚座の出っ張りがクランプに干渉してしまう・・・。

ここからが本題です。

繰り返しますが、カメラ本体にL型プレートを装着し、それを雲台のクランプに固定すれば、カメラを縦位置にも横位置にも自在に設置可能になる、そのはずでした。

まずは縦位置(つまりL型プレートの短い部分)をクランプに固定した場合。

きちんと固定できました。
緑の丸の部分、全く干渉することなくプレートもクランプに挟み込むことができています。

では、横位置(つまりL型プレートの長い部分)で固定しようとすると、、、

LA-EA4の三脚座の出っ張りがクランプに干渉してしまうではありませんか(泣)!

もちろんクランプでL型プレートを挟み込むこともできません。
これは困った・・・。

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LA-EA4干渉問題を解決する3つの方法。

いずれの方法も撮影は可能ですが一長一短あります。

①別の雲台を使用する(クランプを使用しない)。

クランプで固定できないので、それ以外の固定方法が可能な雲台を使用します。
それ以外の固定方法とは、ネジで固定するいわゆる直付けです。

画像はAmazonより引用。

HUSKY ハスキー3Dヘッド 太ネジ穴 #1504 3D雲台【Amazon】

この雲台は風景撮影の世界では定番の雲台だそうです。

確かにシンプルで使い勝手は悪くないのですが、カメラを縦位置にする場合、台座ごと90度傾けるため、光軸が全く違う位置に移動してしまいます。

それをいちいち調整し直すのが、正直面倒くさい。

②別のマウントアダプターを使用する。

次に、マウントアダプタを三脚座(出っ張り)のないものに変えて見ました。

K&F Concept レンズマウントアダプター KF-AAE【Amazon】

ご覧の通り出っ張りがない円型のアダプタです。

これならクランプに干渉すること無くカメラを雲台に固定することができます。
めでたしめでたし・・・。

と思ったのですが、このマウントアダプターを使用すると、焦点距離と絞りの撮影データが記録されない事が判明。

それでも撮影には影響ないので、最初はまあ良いかと思いましたが、初心者の私としては「この焦点距離ならこんな絵になるのか!」みたいなのが知りたくなり、結局使用しなくなりました。

③LA-EA4の三脚座にプレートを装着して、クランプに固定する。

①、②の方法で撮影は可能になりましたが、デメリットもあったので、第3の方法を探していたのですが、それは思わぬところから見つかりました。

あとから冷静に考えてみると③の方法にすれば解決するのはわかりきっているのですが、初心者の自分にとってはどのプレートを購入すれば良いのか判断ができなかったのも事実です。

そんな時、別件で購入したカメラ落下防止グッズに付属するプレートが、カメラの雲台固定に使用できることが判明しました。

PeakDesign ピークデザイン キャプチャー ブラック CP-BK-3【Amazon】

別の使用目的で手に入ったプレート(下画像)が、何気にアルカスイス互換だったのです!

全てを解決してくれた小さなプレート。画像はAmazonより引用

PeakDesign ピークデザイン スタンダードプレート PL-S-2【Amazon】

早速LA-EA4の三脚座の下にスタンダードプレートを装着し、クランプに挟んでみると・・・

問題なく固定できるようになりました!

あとがき

何気にカメラのこまごました機材って初心者にはわかりにくいです。

雲台、プレート、クランプ、マウント等々・・・意味不明な言葉が多くて、何を購入したら良いのかわからないことが多くて困ります。

高価な機材が多いですしね。

購入したけど使えなかった!ってならないためにも、情報はたくさんあっても良いと思い今回の記事を書きました。

誰かのお役に立てれば幸いです。

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