数ある工場撮影地の中でも、自分が行きたい場所の上位にあったのが、香川県坂出市番の州町の三菱ケミカル坂出工場です。
本当は水島の夜景を撮りにいくつもりだったのですが、そこまで行くならまず番の州へ行って、帰りに水島に寄ることにして急遽行き先を変更(結局水島には寄りませんでしたが)。
久しぶりに瀬戸大橋を渡ってきました。
番の州といえば、数分おきにモクモクと立ち上る雲のような白煙(水蒸気らしいです)が印象的な工場です。
工場の規模はそれほど大きく無いので、撮影スポットもそれほど多くありませんが、個人的には定番の撮影場所であのモクモクを撮影できれば十分でした。
撮影記
2018年12月14日(金)
まず最初に向かったのは「道の駅 瀬戸大橋記念公園」の東駐車場。
到着したのは朝の4時過ぎ頃でした。
※駐車場は夜間閉鎖されます。
・北駐車場及び東駐車場:金曜・土曜・休日の前日並びに12/28~1/2、19:30~翌5:00(9~4月は17:30~)
・西駐車場:毎日、19:30~翌5:00(9~4月は17:30~)
詳細はこちらで確認して下さい → (公財)瀬戸大橋記念公園管理協会
車の中でカメラのセッティングを行います。
前回の撮影が11月下旬で、あれから1ヶ月は経たないもののかなり日数が空いてしまっててカメラの操作を忘れてしまってます。
朝焼けを絡めた絵を撮りたいのに、早くしないと日の出時間になっちゃうよーとマニュアルを見たり焦りながら四苦八苦してようやく設定完了。
自動販売機で温かいはちみつレモンを買って、車で1分の撮影場所へ移動しました。
結局今回は、その日の夕方に帰途につくまで、一日中その場にいました。
途中雨が降る不安定な天気でしたが、他に撮影者はまったくいないので一人でのんびり撮影することができました。
ただ、最後はにわか雨のせいで途中で撮影を止めて撤収、夕焼けの番の州工場を撮らずに帰途につくという大失態を犯してしまい、それだけが心残りとなりました。
まあ、高速で3時間あれば行くことができるので、また夕方に再チャレンジしたいと思います。
それにしても…週末しかカメラを触らないので、週末撮影のたびに使い方を思い出さなければならないのが辛い。
メモリがすぐリセットされちゃうんですよね…(笑
作例&撮影地
番の州工場西側の対岸
今日の撮影では番の州名物のモクモク水蒸気を止めて、なるべくモクモク感がある写真を撮りたかったのですが、上の写真でも分かる通り思い切り真横に流されるほどの強い風が吹いていました。
コレは困ったな~と思いながらもISO感度を上げてなるべくシャッタースピードが早くなるように努力しました。
あとから考えたら、絞りももう少し開放で撮れば良かったのかなと思いますが、その時はISOのことしか頭に浮かばなかった。
素人の悲しい現実。
しかも、今までISOはほとんど100でしか撮影したことがなかったので、一体どのぐらい上げれば良いのか全く見当が付かず。ノイズ量との加減を探りながらの撮影でした。
ちなみにこの写真はISO800。全く止まってませんね(笑。
まあ風は強かったのですが、天気は不安定ながらも晴れていたので、この写真でも結構星が写っていて良い感じに夜空を飾ってくれました。
焦点距離53mmで撮った写真を大きくトリミングしてます。
ISO1600。これでなんとか煙のモクモク感が残った写真になりました。
ただそれと引き換えにかなりザラつきのある画質に(工場写真はこの粗さも味になるのでこれはこれで良いのですが)。
EOS_Rは高感度は弱いという噂を聞いてはいましたが、確かにちょっとザラつきが強い印象がありますね。
私の比較対象が”高感度番長”と呼ばれるα7Sなので比較するのはちょっと酷かもしれませんが。
高感度はやはりソニーのセンサーなのか…
現在α7SとEOS_Rの両方を使用しながら、将来的には一つのメーカーに絞りたいと考えているのですが、次の購入機種に迷うところですな…。
あとがき
番の州の爆煙は、だいたい3箇所ぐらいから定期的に吹き出しているみたいです。
吹き上がる間隔は意外と短いので、いくらでもシャッターチャンスはあります。
2箇所あるいは3箇所一度に吹き上がることもありますが、それぞれのタイミングはバラバラなので、どこからどう上がるかは運次第です。
また風の有無や風向きによっても煙の景色が結構変わります。
上手く生かして撮りたいものです。
このあと、夜明けから朝、そして昼の番の州も撮ってきましたので、またご紹介します。
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