大晦日から年明けにかけて虚血性大腸炎で苦しんだはなし。

雑記
雑記

今年のお正月休みは1/4(金)をお休みにして9連休という方も多かったのではないでしょうか。
かくいう私もそうでした。

なので、その半分ぐらいを使って遠征撮影に出かけようと目論んでいた矢先、謎の腹痛により断念せざるを得ませんでした。

その顛末を自分の備忘的意味も含めて、記したいと思います。

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経緯

突然始まった激しいお腹の痛み

2018年12月31日(月)

朝の4時頃、お腹の痛みで目が覚めます。

どんどん痛みが激しくなってきます。
便意もあるのでトイレに座りますが、なかなか便が出てこない。
どこかで便が詰まっている感覚がある。
下腹部を触るとお腹が張っているのが判る。いわゆる糞詰まり状態。

激しい腹痛に加え、なんとなく嘔気もしてきて冷や汗がでてくる。
気がつくと手がしびれてきている。
なんかこれマズいかも・・・。これ以上腹痛が激しくなったら救急車呼ばなきゃヤバいかな・・・なんて考えてたらようやく便が少しずつ出てきてくれましたが・・・

硬いゴロゴロした便から始まって、→ 少し柔らかくなった普通の硬さの便 → 大量の下痢便(泥のようなキーマカレー様)→ 粘血便!→ 下血!!→ 以下粘血便と下血の繰り返し。

便器が真っ赤な血で染まっています…!!

便が出てくるに連れ、激しい痛みは徐々になくなり、しくしくとした痛みに変わっていったのでとりあえず救急車は回避し様子をみることにした。

痛みは軽くなったものの、下血が止まらない

2019年1月1日(火)

昨日の腹痛から30時間程経過した1/1の昼頃、未だ下血が治まらない。しかも便器が赤く染まるのでかなり血液量も多いと思われます。

まだ時々お腹もキューッと痛くなる(ほとんど何も食べて無いので便意はほぼ無い)。

 

自己診断

当然ネットで調べまくりました。
すると「虚血性大腸炎」という病名に辿り着きました。

虚血性大腸炎とは

虚血性大腸炎(きょけつせいだいちょうえん)または虚血性腸炎(きょけつせいちょうえん)とは、血流が絶たれたために大腸の損傷を起こす疾患である。主な症状として腹痛と血便がしばしば見られる。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

この病気が自分の症状と当てはまるところは、

◎突然の激しい腹痛、それにともなう冷や汗や吐き気。
△なりやすいのは便秘がちな方。
◎腹痛から硬い便、下痢便、血便という順番。
○お腹の左側が痛む事が多い。
(◎:完全に当てはまる、○ほぼ当てはまる、△:微妙だが当てはまる)

特に便秘がちではないのでここだけは微妙ですが、かなり硬い便がなかなか出てこないことはこれまでもありました。

実は去年のゴールデンウィークにも同じような腹痛がありました(この時も長期休み中なのは偶然か?)。
その時も同じような激しい腹痛に突然襲われ、なかなか便が出てこなくて最後に血便が出たのだが、今回みたいに激しい血便ではなかった。

その時は癌?!とかなり焦ったが、その1ヶ月後、人間ドックの大腸カメラの結果は異常なし。
あれは何だったのかな~で終わってました。

そんな過去の経験からも、今回、大腸癌ではなく虚血性大腸炎を疑った次第です。

※あくまでも自己診断です。症状が当てはまるからと言って必ずしも同じ病気とは限りません。ここに書いてあることは参考程度にして病院受診をお薦めします。

対処法

食事制限

実は前回同じような腹痛が起こった時は、まずいかなと思いつつもその後も普通に食事をしてました(笑。

今回は下血の量がスゴいので、流石にこりゃ食べたらマズいだろと思い食事制限しました。

腹痛が起きてから30時間に口にしたのは ウィダーインゼリー、バニラアイス、水、スポーツ飲料。

48時間経過した1/2の朝には、某コンビニで買った りんごのデニッシュ(パン)、のむヨーグルトを食べました。この時点では下血が治まったかどうかわからなかった(絶食してるので便が出ないため)のですが、空腹に耐えかねて食べてしまいました。

その後も食事制限を続け、動かないで部屋にずっと引きこもってました(長期休みなのに辛い)。

次に便が出た時に、下血があるかどうかを見て食事制限を解除するかどうかを判断するつもりでした。
そしたらなんと!仕事始めの1/7になっても(最後に便が出てから1週間以上)便が出てこないじゃないですか!

便がでなければまた便秘になってあの恐怖の腹痛に襲われる恐れがあるかと思うと、食事制限を続けるしかない。
でもこれ以上食べなければ別の病気になりそうだし、仕事どころではなくなる・・・

というわけで、病院嫌いなのですが、結局しかたなく病院受診することにしました。

顛末は

1/7、消化器内科を受診しました。
これまでの経緯を話したところ、ほぼ虚血性腸炎で間違いないでしょうと言われましたが、同時に他の病気も否定できないので大腸内視鏡を受けましょうということになりました。

1/9、大腸内視鏡検査。
過去に1度受けたことがあります。その時は検査後にお腹が張って苦しかった記憶がありましたので不安だったのですが、流石消化器内科と専門の先生だけあって、検査中も検査後も思ったほど痛みもなく無事終了しました。
前処置で下剤1Lを飲むのが、もしかしたら一番苦しかったかも(下剤が微妙に不味いんです)。

で、結果は直腸に炎症がありますが、それほど大したものではないとのこと。
もちろん癌などの疑いもないので大丈夫ですと言われました。

ほぼ予想通りの結果に安心しましたが、結局原因は不明。
再発の不安が残る結果になりました。

あとがき

虚血性腸炎は、下血でびっくりして病院を訪れる方が多いようです。
が、この病気自体はごく稀な場合を除き、ほぼ心配の無い病気だそうです。

ただ、私のように原因不明な場合も多く予防も難しいようでした。
しいて言うならやはり便秘にならないように心掛けること、みたいなあいまいな感じ。
その辺りが先生からはっきりと聞けなかったのは残念です。

食事制限や安静にするなどは自分がやったことが正しかったみたいなので、その辺りが参考になれば幸いです。

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