10連休にちょっと足を伸ばして信州の霧ヶ峰までノビタキを撮影にでかけたわけですが、もう一ヶ所、塩嶺御野立公園(えんれいおのだちこうえん)でキビタキを撮影してきました。ここは通称小鳥の森と呼ばれている公園で、多くの野鳥を見ることができます。
前回の記事↑で霧ヶ峰での撮影記事を書きましたが、実は時系列でいうとこの公園での撮影が先でした。
この日はあいにく霧ヶ峰の天気が悪かったのでノビタキ撮影に行けなかったんですが、実はこのレンズ(EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM)とカメラ(EOS R)では、これまで一度も撮影したことがなかったので、本命の目的であるノビタキ撮影の前に、このシステムで予行演習できたのでちょうど良かったです。
撮影記
2019年4月30日(火)
この日は一日曇りか雨の予報。霧ヶ峰でのノビタキ撮影は諦めて、車中泊した塩嶺御野立公園でキビタキを撮影することにしました。
朝の8:15に出発。森の中のそれほど広くない周回路を、ゆっくりと歩きながら鳥の姿を探します。
昨日の夕方に探鳥した感じでは、キビタキは4~5ヶ所ぐらいには居そうでした。で、ほぼ昨日と同じ場所に姿を現してくれたのですが、機材の扱いに慣れていないので、戸惑っている間にどんどん遠ざかっていくパターンを繰り返してしまいました。
なので歩きながらの撮影は諦め、池の周りで飛び交っていた個体に狙いを定めてじっと待つ作戦に切り替えました。他のキビタキや野鳥とのバトルに夢中になったときには少し近くに来てくれる時間もありましたが、概ね思ったほど近くには来てくれませんでした。
ていうか、やっぱり400mm×1.6=640mmの焦点距離は想像以上に鳥が小さい。かといってテレコン(1.4倍)をつけると画質劣化が気になるし・・・というのが初撮影の感想でした。
11:30頃まで撮影してこの日は終了。その間出会ったのは手持ちで野鳥撮影するカップル2名だけ。連休真っ只中なのに何という人の少なさ!
天気もずーっと曇りで雨も降りませんでした。ゆっくり撮影するには素晴らしい環境でした。
撮影地
塩嶺御野立公園
キャンプ場や展望台がありますが、基本的には訪れる人の数は少なそうです。
ですので、野鳥の撮影には最高の環境だと思います。
ちなみに展望台からは諏訪湖や八ヶ岳はもちろん富士山も見ることができますが、あまり視界が開けていないのでイマイチかと。絶景を楽しみたいならやはり高ボッチ高原でしょうね。
作例
キビタキ
オオルリ
テレコン(×1.4)装着での撮影も少しだけ。ただやはりテレコン付けるとシャープさがなくなる印象。
この写真が唯一シャープに撮れた。
クロツグミ
車中泊地
塩嶺閣という怪しい建物(元はどこかの福利施設らしい)の無料駐車場は普通車20台のスペースがあり、トイレも建物外にありますので利用可能ですが、真夜中の利用可否は不明です。
木に囲まれている場所なので夜間は結構不気味ですが、その割には近くに道路があるため案外音はあります。
今回の信州遠征ではここと霧の駅を行ったり来たりしてました。食料も温泉も霧の駅よりは確保しやすいし、こんな場所で車中泊する人はほぼいないので、静かで良かったですよ。
あまり万人におすすめできるような車中泊場所ではありませんが。
あとがき
ノビタキよりは被写体が近かった。けどやっぱりテレコンなしの400mmで大きく写すのは非常に困難な印象。
あとAFに関して、ノビタキのときもキビタキのときも、ほとんどAFが効かない印象。
なのでほとんどMFでのピント合わせだった。
事前の情報ではEF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMは望遠端でもスムーズなAFだと聞いていたが…。
カメラはEOS RなのでマウントアダプターをかましているのがAFの効かない原因かもしれない。
まあたぶん一番の原因 は、被写体が小さすぎるからだと思われますけどね^^;
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